HEARTBREAKER DIONNE WARWICK & BEE GEES | ダニエルのBEEGEEなブログ

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大好きなTHE BEE GEESのALBUMや情報について、思うままにつれづれと。愛蔵盤で振り返るBEE GEESの軌跡を紹介したい。

  ようやく娘の成人式も終わった。息子の時に比べ、出費の額は少々大きかった。思わず嘆息が出てしまうのだった。「一生に一度だけですからね」という営業マンの殺し文句にも娘を前にケチなことを言うのは止め「そうですよね」って顔で笑って腹で泣いた。そんなものなのかって諦める以外なさそうだったから。まあまあ、よく育ってくれた。本当におめでとう。

  「何か記念のBEE GEESCDでもやろうか」って言ったら珍しく「うん、頂戴」と。どうやら父親がBEE GEESのレコードやらCDやらを大切に大切にしているのを知ってのことと思うが「頂戴」の前に「えっ本当?」という疑問詞がついた。それで考えた末「NUMBER ONES」の英盤CDを1枚プレゼントしてあげた。「まっ、とりあえず、ベスト盤でも聴けや」っていう調子で。最近、購入した自動車の中で聴くんだそうだ。新しい車でいいコンポ。そこでBEE GEESを聴いてドライブなんてうらやましいな。自分の成人の頃-----。どんなだったっけ?

  ってなわけで、最近購入したDIONNE WARWICKHEARTBREAKER」のリマスター盤CDも含め、今日は「HEARTBREAKER」について少し。なんてったって「これぞ大人の味わい」だから。

  このアルバムが発表されたのは1982年。レコード帯にはこう記してある。「ビー・ジーズの全面協力を得、かくてここに感動的洗愁のレコードが誕生。趣味のいい、最高の贅沢の限りを尽くしました」。よくよく計算してみたらこの年の私は24歳。むしろこのアルバムより先に大ヒットしたBARBRA STREISANDの「GUILTY」の方がある意味でピッタリとくるような年齢で、実際「GUILTY」は擦りきれる程聴いたアルバムなのだけれど、この「HEARTBREAKER」について敢えて個人的感想を例えていうなら、さらにもう少し大人になって、終わった恋の後にちょっぴり感傷的になった時のような、そんな味わい深い傑作とでも形容できようか。(? 笑)

  「LIVING EYES」の後に発売された。87年に「ESP」がワーナーから発売されるまでBEE GEESとしての活動は他のシンガーのアルバムの制作などプロデューサー的なものに拡大し、彼らの書いた楽曲を他のシンガーが歌ってチャートを賑わした。とはいえ、BEE GEESの曲を彼ら以外が歌うことは古くはオーストラリア時代からやっていたことだが、具体的にシンガーを想定して曲をつくり、アルバムまで作ってしまうというのはこの頃の彼らの大きくて、重要な特徴でもある。役者の個性に合わせて劇をつくるようなもんだって確かMAURICEが言っていたような。でも、物真似上手な彼ならイメージや空気をあっという間に創造(想像)してしまうことだろう。

  ライナーでは湯川れい子氏がこのアルバムを「琥珀色のウィスキー」に例えていたが、なるほど頷ける。サタデイナイトフィーバーの時代。ビルボード上位10曲の中に関連 5曲を送り込み、 1位を次々と独占した熱狂と驚異の時代。このアルバムを聴く限り、彼らの才能はその後も衰え知らずで益々磨きがかかっている。お気に入りの「HEARTBREAKER」は勿論だが何といっても 3曲目の「YOURS」。この曲をバックに 1人酒をのみながら彼女への思いを募らせたこともあったな。今だから言えるけど。() 真っ暗な部屋で夜、静かに聴くのもいい。でもさらに言うなら、ファルセットで歌うBARRY のデモの方がファンにとってはもっといいんだな、実は。
  
  続く「TAKE THE SHORT WAY HOME」もノリがいい。「ALL THE LOVE IN THE WORLD」も「YOU ARE  MY LOVE」同様明るい感じが大好きだ。だが実は「MISUNDERSTOOD」「JUST ONE MORE NIGHT」「I CAN’T SEE ANYTHING」などのR&Bっぽい曲がこのアルバムに大人の艶を与えているんだと思う。これらの難しい曲をDIONNE が歌うことにこそ意味がある。

  リマスターCDEXPANDED EDITION という説明があったので期待したが特にボーナスがあるわけではなく、最初期のCDと聴き比べても特に低音圧が高いという程度の差しか感じられなかった。まあ、勿論「音」の良しあしについては音響機器の違い、音環境の違い、耳の聴き分け方、それぞれに差があり、一概には何とも言い難いが。あくまでも、私のいわゆる「書斎」(倉庫?)に置いてあるかつてのパイオニアの名器「S-88」とDENONCD機器から聴こえてくる音に対しての感想であるが。

(下は昨年末出たリマスター盤) 
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下の写真、左から 3番目は最初期盤CD(1982年 ARISTA 32RD-2 ¥3200)その右は再発盤(1988年 ARISTA A25D-3 ¥2348税込)1番右はRADYBIRD シリーズのデモ盤 
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上の写真)中古レコードを漁っていると時にはちょっと面食らうものに出合うこともあるがこのアルバムは当時デジタルマスタリングされたダブル・プラチナムアルバムで、すぐ前に発売された「フレンズ・イン・ラブ」とセットで特別限定盤(4000円)として世に出たという代物。実はこの盤が一番いい音を出してくれる。
 
  「HEARTBREAKER」はバックにはBARRY のコーラスが入るし、ファンにとってはまさにBEE GEES ALBUM.歌い手が誰であろうとBEE GEES SOUNDに違いないのだ。今日はこのALBUMを聴きながら寝よう。

  追記('13/ 3/30) 熱いファンの方のコメントで、日本語ライナー、帯がついているリマスター盤があることを知り、入手しました。ローさんありがとうございました。ライナーの日本語訳が付いていただけでも私にとっては大変貴重なものです。あのアルバムが作られた経緯や曲ごとの思い入れ、などが日本語で紹介されているのは素晴らしいことです。ただ、字が小さ過ぎてやはり老眼鏡の世話になりました(笑)。30年経ってもこのアルバムって全然色褪せない。只々彼等の才能(もちろん、KARL RICHARDSONやALBHY GALUTENの才能も)にひれ伏すばかりです。このライナーが日本語で読めることを考えるとこの輸入盤日本仕様がお薦めということになるでしょうね。個人的には彼等の楽曲の変拍子のことや、シンクラヴィアを使用した「HEARTBREAKER」の前奏のことが確認できただけでもありがたい。
 
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