今年は本当に暖かい。
寒くなるよと言われても思ったほど寒くならず
毎年1回くらいは雪にお目にかかれるけど、今年はなさそうです。
少し前の話ですが、今現在東京宝塚大劇場で上演されている星組公演「RRR ×TAKA"R"AZUKA~ √Bheem~」の宝塚大劇場千秋楽の配信を観ました。
大ヒットした同名インド映画の舞台化です。
発表になった時は
「ええ!インド映画を!?ナトゥーを!?」と大変驚きました。
本家の映画は観たことがありませんでしたが、ヒットしたこと、アカデミー賞授賞式でナトゥーと言われるダンスが披露されたこと、そのナトゥーのハードさ、お髭二人で区別がつかないことなどの情報が私の中にありました。
あれを!?
宝塚はそもそも演目は実はチャレンジャーでして。
これを宝塚で!?と思う公演を数々上演してきました。
ゲームを原作とした「逆転裁判」や漫画の「シティーハンター」「ルパン三世」「るろうに剣心」ドラマの「相棒」等々。
今年の後半には三谷幸喜氏の映画「記憶にございません!」も上演されます。
ですが、さすがに「RRR」は…と心配していました。
星組はメイン3人が首席という飛び抜けてスキルの高い組です。
ナトゥーは心配ないとは思いますが、本家は3時間もある長尺映画。
おまけに物語のポイントに火や水や虎など舞台でどーすんの!?といったアイテムが。
結論から言うと虎はカットでした(笑)
物語もどうやら少しずつ変更はあったものの、観ていない人には違和感なく、観た人も賛否あるとはいえXで流れているポストを見る限りは概ね受け入れられたのかなと。
そしてインド映画と宝塚?と思った映画を観ていない私の最初の感想は大間違いで。
実に宝塚らしいテーマだったのだなと。
単純に言うと愛と友情と勇気と勧善懲悪。
ビジュアルはビーム役のトップさんは髭なしでしたが、ラーマ役の2番手さんは髭ありで。
相手役トップ娘役であろうとも安易に2人を結びつけない原作尊重。
脚本・演出家はインドまで行き監督に会い直接交渉したという熱量がそのまま出ていました。
いくつかあるハイライトの中でもナトゥーはもちろんですが、トップの礼真琴さんが歌う「コムラムビーム」が素晴らしくて。
リズム感といい声の響きといい息をするのも忘れそうでした。
いやー本当に面白くて面白くて。
遅ればせながら来月WOWOWで本家の吹替版の放送があるらしいので楽しみにしています。
東京公演も怪我のないよう(ナトゥーでは膝が取れそうと言っていました
)完走を願っています。
