ショックだ。
めちゃくちゃショックだ。
ツヨポンの舞台の再演が一行さんから榎木孝明さんになったのを知った時に、お悪いのかなと不安になった。
地方公演もあったからかなとか。
一行さんは私の最初の
ずっと変わらず大好きな人。
ずっと変わらず大好きな人の訃報。
思った以上にダメージをくらった。
この喪失感と何か恐怖のような感情。
一行さんは下積みを経て金田一耕助と土方歳三をほぼ同じ時に演じてブレイクした。
(私の記憶が確かなら)
私もその時にファンになった。
いや、もうなんだったら恋におちた。
ハンサムとしかいいようのない顔。
それなのに温かみのある優しさ。
愛嬌のある表情。
そしてなんと言ってもあの声!
あの震えるようなコロコロと鳴るような優しい優しい声!
前にも書いたかな。書いていたらしつこくてごめんなさい。
歌う一行さんにもドはまりして、田舎の小学生は姉と一緒に両親に頼み込んでコンサートにも行った。
アンコールで花束を渡しに舞台下に駆け寄り握手してもらった平和な優しい時代。
近くで見たハンサムぶりに絶句した。
何枚か出しているアルバムは素敵な曲がたくさんあって。今は聞けないのがとても悲しい。
金田一耕助は本当にはまり役だった。
私が原作からイメージする金田一耕助は
むさ苦しさだけでなく愛くるしさのある人。
ちょっとだけとんがったとこもある人。
そこにいたのに幻想だったのかと思うようなおぼろげな天使のような人。
罪を止められず、謎を解いて罪を明かさざるを得ない事に痛みを感じる人。
何もかもぴったりだった。
(石坂さんも素敵。でも少し知性が勝ちすぎる。トヨエツも素敵。でも雰囲気がかっこよすぎる 個人の感想よ)
「おおヒバリ!」や「思えば遠くへ来たもんだ」の先生役
田村正和さんとの「過ぎし日のセレナーデ」で対比されたような役
いろんな意味で語り草となってしまった2時間ドラマの露天風呂シリーズ
話題になった「失楽園」テレビ版
それから「金曜日の妻たちへ」
このあたりは好きなタイプの役ではなかったけど素敵にかわりはなかったな。
「野分け」や小柳ルミ子さんとのメロドラマ「あした、泣く」
それから「オレゴンから愛」
火サスの盲人探偵・松永さんもあったな。
そしてそして「相棒」の本田篤人
頭の中を色んな一行さんが次から次へとよぎって、ついこうして羅列してしまったけど。
2枚目を全面に出した役、悪い役、セクシーな役、知的な役と幅広い個性だったんだなと改めて思います。
主演も脇役も、ドラマも舞台も年齢を重ねながら色んな作品でとてもたくさん演じ続けていました。
もう見られなくなるなんて。
私がファンになったばかりの頃のインタビューで「建志がー」と言っていたケンジ君がDragon Ash降谷建志となるとは夢にも思わなかった。
今でもDragon Ashというよりもケンちゃんて言う気持ち(笑)
そしてそして降谷凪くん!共演したかっただろうなー。
感情だけがあふれてきてまとまりのない文になってしまったけど、何を書いていいかわからないのだけど、何か書きたかったのです。
一行さん、長い間お疲れ様でした。
40年以上キラキラした時間を私に与えてくれてありがとうございました。
これからもずっと変わらず大好きな人です。
ひとつにはしぼれなかったので2曲