やっぱりこれも語っておきたい。
ドラマを語りたいけどあえて
「過ぎし日のセレナーデ」の主題歌
「愛されてセレナーデ」を懐歌で。
ドラマ「過ぎし日のセレナーデ」は豪華キャストで脚本は鎌田敏夫さんでとても見ごたえがありました。
神戸なのに神戸弁をしゃべらないとか、不倫多めとか今だと色々な意味で突っ込まれる面もあると思いますが。
それやこれやもメイン3人がぜーんぶ帳消しにしてしまうと思います!
田村正和さん、高橋惠子さん、そして古谷一行さん。このトリオじゃないと成立しない!
きっとあの頃でもこの3人じゃなかったら許されなかったと思いますね。
外国映画のような別世界のような3人。
所作も洗練されていて素敵でした。
主題歌の愛されてセレナーデはオマージュなのかパクリなのかで当時は話題になりましたが、とても美しくて切ないメロディーがドラマのイメージに合っていました。
愛した人たちを 思い出に閉じ込めて
若さをまた1つ 人生に変えるけど
過ぎ行く時は 寂しさも知らずに
明日を急いでる
若さを人生に変えるってすごい表現だな。
過ぎ去る若さを人生という経験や足跡に変えて人は生きていくのか。
この時間は永遠ではなく過ぎていくものなのに
かみしめることもなく、やがてくる寂しさにも思い当たることもなく生き急ぐ日々。
正和さんと一行さんの顔しか浮かばない。
待て待て。実はもう1つエピソードが浮かぶ。
黒歴史。
仕事場の歓迎会で歌を歌わされることになったわたくし。(歓迎会ならそっちが歌えや!と思いつつ。今ならなにハラ!?)
カラオケに行って歌えーとかじゃないんですよ。前もって申告して、出し物の1つみたいに「次は4月から○○○○着任のめるつさんです!」みたいなやつ!
地獄か!
笑いでごまかそうとおどるポンポコリンを申請したら先約がいてもう思いつかなかったので
この「愛されてセレナーデ」を歌いましたよ。
あの時私は確かに若さを人生に変えたかもしれない!
最終回で一行さん・泰隆を撃ちに来た正和さん・隆之の場面。68歳設定の(多分)一行さんがタキシードを着ているんですが、そのロマンス・グレーとタキシード姿が、映画「ジャイアンツ」のジェームス・ディーンみたいで素敵だったのー。
いや、あくまでも当社比ですよ
正和さんも一行さんももういないなんて。