H!Flyプロデュース「アイスリボン1315 in 東京ドームシティ」
2023年11月5日(日)
11時15分開場/12時00分開始
観衆:154人
【LIVE】
この日の大会はH!Flyとしてアイドルの増田友梨奈と共にアイドル活動を行っている星いぶきとしのせ愛梨紗によるプロデュース大会。H!Flyのオープニングパフォーマンスから南ゆうきが所属するCLIPCLIP、夢咲あむが所属する♮リアスクライブ、愛い姫が所属するメノニューイヤーと、いずれもアイスリボンと関わりのあったアイドルLIVEが行われた。
CLIPCLIP
そしてメノニューイヤーのパフォーマンスが終わったあと、マイクを手にした愛い姫が「引退のけじめとして試合がしたい!」とアピール。この発言に待ったをかけたのが夢咲あむ。「自分も試合がしたいです!」と名乗り出たのだ。
これを受けて2人のコーチ役でもあったMIOレフェリーが2人の思いを踏まえて第3試合をちぃたん☆vsアイスリボンヌからちぃたん☆&アイスリボンヌvs夢咲あむ&愛い姫に変更することとした。またメインの前には昨年8月13日成増大会で楓歩相手にエキシビションマッチを行った一色里歌子が活動休止を前に百鬼乙女でパフォーマンスを披露した。
◆第1試合 6人タッグマッチ 20分1本勝負
SAKI&網倉理奈&○櫻井裕子(11分47秒 ブレーンバスターホールド)柳川澄樺&神姫楽ミサ&咲蘭×
COLOR'Sと『1111』のタッグ戦に咲蘭が加わった6人タッグ。入場時にLIVEパフォーマンスを行ったCOLOR'S。リーダーのSAKIは先発に出ると今回が初対決となる咲蘭を指名した。ロックアップからSAKIが咲蘭をロープ際に詰めると、1111がSAKIを急襲。
ダブルタックルでSAKIを吹っ飛ばすと、咲蘭が加わって3人でのおてんばダッシュから咲蘭がフットスタンプでカバーもカウントは2。
しかし「お腹が痛い…」と起き上がれないSAKI。心配して近づいた咲蘭にSAKIがボディにパンチ。さらにコーナーに詰めてのストンピング。代わった櫻井がキャメルクラッチ、ボディスラムでカバーもカウントは2。代わった網倉がコーナーに詰めて顔に膝を立てると中央に戻してワープレス。
カウントは2。さらにもう1発ワープレスでカバーも咲蘭が返す。咲蘭がドロップキックを決め神姫楽に交代。神姫楽が助走付き正面ドロップキック、串刺しタックル。柳川も串刺しニーを決めると、神姫楽が柳川をジャンプ台にしてのエルボードロップ。神姫楽がタックルでカバーもカウントは2。網倉がボディスラムからサンセットフリップでカバーもカウントは2。代わったSAKIがブレーンバスターを狙うも神姫楽がこらえる。ロープに飛ぶもSAKIがカウンターのビックブーツ。さらに櫻井とのダブルブレーンバスター。
SAKIがカバーもカウントは2。SAKIが神姫楽をカンパーナ。合わせて網倉が咲蘭をカナディアンバックブリーカー、櫻井が柳川をコブラツイストに決め、COLOR'Sの結束をアピール。
SAKIがビックブーツも神姫楽がカウンターのラリアットでカバーもカウントは2。代わった柳川が片足ドロップキック、串刺しニー、ネックブリーカードロップでカバーもカウントは2。柳川がダブルニーアタックでカバーもカウントは2。
SAKIがビックブーツ、柳川が0101を決めればSAKIがカワイルドバスター。SAKIが櫻井に、柳川が咲蘭に交代。
咲蘭がドロップキック3連発からエルボー連打、つま先の踏みつけから神姫楽とのダブルドロップキックをヒット。
神姫楽が櫻井をボディスラムでコーナー下に叩きつけ咲蘭がダイビングフットスタンプからカバーもカウントは2。
2発目のフットスタンプをかわした櫻井がボディスラムを狙うが咲蘭がおんぶスリーパー。しのいだ櫻井が串刺しエルボーからカバーもカウントは2。柳川がスピンキックのアシスト。咲蘭が♡さらんらっぷ♡を決めるもSAKIと網倉がカット。SAKIが咲蘭に飛び込みニー、網倉がセントーンを決め、櫻井がボディプレスでカバーもカウントは2。続けて櫻井がブレーンバスターでホールドし咲蘭からカウント3を奪った。
◆第2試合 タッグマッチ 20分1本勝負
星ハム子&×藤滝明日香(12分54秒 ブロックバスターホールド)弓李&芦田美歩○
前々日のICE×∞王座戦でいぶき相手に大健闘した芦田が弓李との初タッグを結成。一方、アジャ相手に真正面から挑む好ファイトをみせた明日香はハム子との初タッグで対した。試合は弓李&芦田の奇襲でゴング。ハム子と明日香をコーナーに叩きつけ、コーナーから振って同士討ちを狙うもこらえたハム子と明日香は各コーナーに串刺し攻撃を決め、2人同時のお・し・り・ダーッ!しかし弓李と芦田も背後から襲い掛かり、弓李が明日香をコーナーに詰めロープ2段目に乗っかっての顔面かきむしりからロープを降りてのボディへのパンチ連打。レフリーに怒られた弓李がボディアタックもこれを明日香がキャッチ。
前方に落とし、さらにタックル、ボディスラムでカバーもカウントは2。弓李が低空ドロップキック。芦田、弓李の側転プレスの連発から弓李が明日香を脇固め。
さらに絞め上げた腕に噛みつく。ロープに逃れた明日香は豪快なアバランシュホールド。カバーに入るもカウントは2。
代わったハム子が腕に噛みつく。弓李も噛みつきのお返し。2人で噛み合いレフェリーに怒られる。ハム子がコーナーでの腹ウォッシュ。ダメージを受けた弓李はフェイントからのつま先踏みつけ。
さらにクロスボディでカバーもカウントは2。弓李が腕4の字からハム子の口を塞ぎ、またレフェリーに怒られる。弓李が払い腰、フィッシャーマンズ・スープレックスでホールドもカウントは2。
代わった芦田が側転からの串刺しエルボー、ジャンピングキックでカバーもカウントは2。芦田が鎌固め、かかと落としでカバーもカウントは2。ハム子がボディスラム。芦田に逆エビ固めを決めると、その横で明日香も弓李を逆エビ固め。
ハム子がカウンターのラリアットでカバーもカウントは2。代わった明日香が串刺しラリアット、串刺しタックルでカバーもカウントは2。芦田がエルボー。
明日香がエルボーで返そうとすると、これをかいくぐって逃れた芦田がエルボー。さらに再度キックを決めると弓李が入り、芦田がカニばさみ、弓李が619の連係から芦田がY字ドロップでカバーもカウントは2。ハム子が芦田と弓李を2人まとめてラリアットで吹っ飛ばす。明日香がジャンピングボディプレスでカバーもカウントは2。ハム子がシャイニング腹ザードを決め、明日香がバックフリップでカバーもカウントは2。明日香がアルゼンチン・バックブリーカー。
こらえた芦田がバックに回って丸め込むもカウントは2。芦田がエルボー連打からジャーマンを狙うが、明日香がこらえる。明日香がラリアットもかわした芦田がスピンキックでカバーもカウントは2。
芦田がスピンキック、ハイキックでカバーもカウントは2。続けて芦田がブロックバスターでホールドし明日香からカウント3を奪った。
◆第3試合 スペシャルタッグマッチ 時間無制限1本勝負
×アイスリボンヌ&×ちぃたん☆(3分30秒 体固め)夢咲あむ○&愛い姫○
※ダブルフォール
※この試合をもって、夢咲と愛い姫がプロレスを卒業
LIVE終了後の愛い姫と夢咲のアピールにより、急遽、カード変更された一戦。ノータッチ・ルールで行われた試合はちぃたん☆vs夢咲でスタート。
エルボーで先制攻撃に出る夢咲だが、ちぃたん☆のタックルを浴び、膝を衝いてしまう。リボンヌが夢咲を倒し、ちぃたん☆と2人で夢咲の周りを旋回し、リボンヌが夢咲を踏みつけてフォールもカウントは2。
起き上がった夢咲がリボンヌにエルボーで反撃し、リボンヌにタックルを決めカバーもカウントは2。
代わった愛い姫にリボンヌが首を取ってニーを連打すると、愛い姫を抱え上げてコーナーにぶつける。
ちぃたん☆とリボンヌで愛い姫にストンピング。さらに愛い姫を2人でロープに振るが、愛い姫がちぃたん☆に蹴りを入れて反撃。
ちぃたん☆をカバーもリボンヌがカット。夢咲がリボンヌを引き離し、愛い姫がちぃたん☆に飛び蹴り、夢咲がリボンヌにエルボーを同時に決める。
さらに夢咲がリボンヌをちぃたん☆の上にボディスラムで叩きつけ、愛い姫と2人でちぃたん☆とリボンヌをまとめてカバーもカウントは2。
ちぃたん☆が愛い姫を、リボンヌが夢咲を捉え、コーナーからリング中央で2人を同士討ちにさせる。
さらに中央で棒立ちとなった愛い姫と夢咲にちぃたん☆とリボンヌがサンドイッチのボディアタックを狙う。
間一髪で愛い姫がかわし、夢咲が体半分巻き込まれるも、ダウンしたちぃたん☆を愛い姫が、リボンヌを夢咲がカバーしダブルフォールでカウント3を奪取。
愛い姫と夢咲が引退けじめマッチを制し笑顔で歓声に応えた。
◆第4試合 タッグマッチ 30分1本勝負
星いぶき&○しのせ愛梨紗(13分9秒 ジャックナイフ式エビ固め)松下楓歩&南ゆうき×
H!Flyプロデュース興行のメインにはもちろん、H!Flyのいぶき&しのせがタッグで登場。初タッグの楓歩&南と対戦した。いぶきと楓歩の顔合わせは12月31日後楽園ホール大会のICE×∞王座戦の前哨戦第1ラウンドでもある。先に入場してきたのは楓歩と南。後から入場してきたH!Flyのパフォーマンス1曲分待たされる形となる。先発に出たしのせは「南、出て来い!」と8月26日後楽園ホール大会で南にフォールを奪われたリベンジに燃える。しかし、これを南がスルー。先発を楓歩に譲りエプロンに出る。
「いいの?」と困惑気味の楓歩だが、組み合う前に南といぶきもリングに入り、楓歩と南がそれぞれコーナーに振る。南がいぶきに、楓歩がしのせに飛び込むも、H!Flyがかわし逆に串刺し攻撃を決めると南を外に出し、残った楓歩を2人で捕まえてポーズを決める。
いぶきが自軍に戻り、楓歩に対したしのせだが、楓歩が先にヘッドロックで捉える。しのせがロープに振るも楓歩がカウンターのタックルでしのせを吹っ飛ばし、楓歩がロープに飛ぶが今度はしのせがアームホイップ。楓歩がすぐに低空ドロップキックを決め、南に交代。しのせをロープにはりつけた南は馬乗りになると観客に「いくぞー!」とアピール。
しかしあっという間にしのせに反撃され、しのせが髪を掴んで揺さぶるとコーナーに振り、さらに髪を掴んで揺さぶる。もう一度、反対コーナーに振ったしのせが南の顔面を踏みつける。
代わったいぶきが南をコーナーにはりつけての鼻フック。さらにボディスラムでカバーもカウントは2。代わったしのせが首投げからサーフボード。
エルボーの打ち合いにもしのせが打ち勝つ。代わったいぶきが弓矢固め。
さらにロープに振ると、南がカウンターのドロップキック。さらにもう1発ドロップキックを決め楓歩と交代。楓歩も追撃のドロップキック。
ここでしのせが入り、いぶきと2人でコーナーに楓歩を振ろうとするが、楓歩が切り返し、しのせ、いぶきを続けてコーナーに振ると2人を重ねた状態で串刺しエルボー。さらにいぶきをタックルで吹っ飛ばすが、起き上がったいぶきが膝蹴りで反撃し飛び膝蹴りでカバーもカウントは2。
しのせを呼び込むとダブルのサッカーキック。楓歩がいぶきにエルボー。いぶきもチョップで返す。
打ち合いからいぶきがアッパーエルボー。さらにロープに振ってのエルボーを狙うが、かわした楓歩がロープに飛んでのタックル、サッカーキックでカバーもカウントは2。いぶきが低空ドロップキックからライトニングスパイラルでカバーもカウントは2。楓歩がカウンターの延髄ハイキック、いぶきがローリングチョップ、楓歩がハイキックを決めたところでダブルダウン。
しのせもエルボーで返し打ち合いから南が丸め込むが、しのせがキックアウト。再びエルボーの打ち合いから、しのせがコーナーに追い込み、反対コーナーに振っての串刺しボディアタック、タックルでカバーもカウントは2。いぶきがエルボーのアシストからしのせがカバーもカウントは2。南がドロップキック3連発でカバーもカウントは2。
南がしのせの首を足でフックさせてのアームブリーカーもしのせがロープへ。楓歩がブレーンバスターのアシスト。南がコーナー最上段からのミサイルキックでカバーもカウントは2。
南が南の風を狙うが、しのせが南の両足を取ってテイクダウンさせると一気にジャックナイフを決めてカバー。
しのせが南からカウント3を奪いH!Fly興行をしっかりと勝利で飾った。
マイクを手にしたしのせが「勝ったぞーっ!南のデビュー戦で自分、直接負けたんですよ。めちゃくちゃ悔しくて、早くリベンジしたいと思って、今日、やっと南と対戦できる機会がもらえて、絶対に絶対に勝ってやると思って、そうしたら勝ちましたーっ!一日でも早くシングルでも勝てるように、もっともっとこれから頑張ろうと思います。これからもよろしくお願いします。」と語り、出場選手とアイドルをリングに呼び込む。
全員がリングに上がると(ちぃたん☆とリボンヌはリング下で)最後はいぶきが「女子プロレスとライブでハッピー!H!Fly!」で大会を締めた。
〈試合後のH!Fly〉
――初めてのプロデュース興行の感想を聞かせてください。
いぶき「初めてすぎて何も分からなかったんですけど、終わって振り返ってみたら、やっぱりすごい楽しかったなって思うし、やっぱりアイドルライブと女子プロレスの合同イベントは楽しいなって思います。」
増田「たくさんアイドルの皆さんに来ていただいて、プロレスの試合もあって、盛沢山ですごく楽しかったです。」
しのせ「プロデュース興行は間近で見たことも少なくて、それでプロデュース興行って言われて、えーどうしようって思ったんですけど、いぶさんも(増田)友梨奈ちゃんもたくさんサポートしてくれて、とてもいい興行になったんじゃないかなと。とても嬉しいです。」
――最後をしのせ選手がフォール勝ちで決めたのもH!Flyとしては良かったんじゃないですか?
いぶき「そうですね。成長した部分もあるし、まだまだこれからだなっていうのもあるんで、自分自身でたぶん反省点とかわかっていると思うので、それを改善してもらって、またメインで勝ってほしいなと思います。」
しのせ「勝てたのは本当に嬉しいです。でもいぶさんの言う通り、反省点もたくさんあるんで、もっともっと練習してこれからシングルでも自力初勝利できるように頑張りたいと思います。」
――最後にH!Flyとしての今後の目標は?
いぶき「ライブがあまりできてないのもあるし、3人で集まって何かするってこともなかったので、1年経ってもうちょっとライブ増やして、またこういう大きい会場とかで自分たちのプロデュースした興行を開いて、さらにいいH!Flyをお届けできればなと思います。」
増田「もっともっとH!Flyを皆さんに知っていただきたいので、私たち、頑張りますので、よろしくお願いします。」
しのせ「いぶさんも友梨奈ちゃんも多忙なんですけど、もっともっとライブして、よりいいグループにしていけるように頑張ります。」
3人「以上、私たちH!Flyでした!ありがとうございました!」