田舎県で中受。模試は必要? | 優秀ではない娘、中学受験のギリギリ合格とその後

優秀ではない娘、中学受験のギリギリ合格とその後

優秀ではない娘の中受を応援した日々の備忘録とその後の中学生活の様子。グレーな苦手分野をどう乗り切るか、試行錯誤は現在進行形。

ここで書いているのは田舎で中受の場合の主観です。

 

都市部とは環境が違いますので、お気をつけ下さい。

 

(あまり優秀ではない子向けです)

 

 

志望校向けの模試は受けた方が良い

 

 

受験できる中学校がたくさんある都市圏と違って、私の住む地方では受験対象になる学校が数えるほどしかありません。

 

なので、大手塾主催の模試結果から自分の偏差値帯を踏まえて………などという受験校を選ぶ過程も当然ありません。

 

基本的に、受けるか受けないかの二択です。

 

こんな感じなので、大手塾が実施するのは、それぞれの学校に焦点を合わせた完全志望校別の模試になっています。

 

模試を主催している塾に通っていれば、既定路線として受けるのでしょう。

 

でもニコが通っていたのは大手塾ではなかったので、我が家ははじめの方の模試は完全にスルーしました。

 

(勉強が捗っていない状態で受けても、悲惨な結果が出るだけだと思ったからです…真顔)

 

そして、秋に実施の最後の模試、一つだけを受けました。

 

出来はともかく(笑)、これは振り返って考えると「受けてよかった」と思っています。

 

その理由はいくつかあって

  • 子供が自分の立ち位置を理解できた
  • エンジンがかかりにくい子の始動のきっかけになったかも
  • 親が問題の傾向を確認できた

といったことを感じられたからです。

 

ニコと同じように田舎県中受の予定で、(親から見て)明らかに点数が足りないのになかなかスイッチが入らないのんびりさんっていませんか?

 

スイッチが入らないニコに、私は心配やヤキモキを通り越してイライラしてましたむかつき

 

その理由を私なりに考えてみたのですが、ニコのような田舎中受の場合、都市部の子達との大きな違いが「自分の立ち位置を把握できていない」ことだと思うんです。

 

何度も模試を繰り返し、偏差値と睨めっこしながら志望校に向けて勉強している都会っ子と違い、地方県では偏差値の出るようなテストを受けたことすらないような子も普通にいます。(ニコもそうでした)

 

「その点数では受からないと思うよ?」とか「もうちょっと頑張らないと合格は難しいよ?」などと親が言い、「うーん、そうかも」と子供も言ったとしても、おそらく実際には親の切実な訴えなど全く届いてはいません

 

「ダメかも」とは思っても、どのくらいダメなのかがよくわからないのです。

 

他の子がどれくらいの点数なのか、自分の点数だと上からどのくらいの位置にいるのか、合格のラインからどの程度離れているのか、合格ラインを超えるためにはどのくらい手を伸ばす必要があるのか。

 

それを子供に教えてくれたのが模試の結果でした。

 

模試の結果が散々でもいいんです。(ニコは散々でしたネガティブネガティブ)

 

志望校別模試なので、受験者はみんな志願者。

 

ふんわりとした偏差値よりも、より具体的な数字でイメージが持てるはずです。

 

その結果「ああ、本当にダメかも」と思ってくれれば、むしろ良し!

 

やっとそこからエンジン始動ですアップアップ

 

これくらいの点数取れるように、という具体的な目標設定を自分で見つけることができたと考えると、模試は受ける価値ありだと思いました。特になかなかエンジンのかからない子には。

 

あともう一つ、問題の傾向を確認できたというのが、私にはありがたかったです。

 

受験校の過去問は本屋で販売しているので、それを買えば問題の傾向はわかるのですが、ニコが模試を受けた時点で我が家はまだ未購入でした。

 

私はニコは塾のワークだけでは絶対無理だな、と思っていたので、家庭塾での適性検査対策として他校の問題(ネット公開しているもの)をよく利用していたのですが、受験校の適性検査の難易度や傾向をもっと早くに把握しておくべきだったと、少し後悔しました。

 

 

家庭塾で1番お世話になったサイトです下矢印

 

 

 

中学受験振り返り

適性検査対策

  1. 塾には通った方が良い
  2. しかし、塾に任せてはいけない
  3. 志望校向けの模試は受けた方が良い
  4. 過去問は塾に要確認
  5. 役に立ったかもしれないシリーズ(時間的余裕がある場合)