'24年1月23日 新幹線架線トラブル 溶接部設計不良 疲労破断 調査方法 | ICARUS GARAGE

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’24年1月23日に新幹線架線トラブルがあり、大騒ぎとなりました。

で、重力ウエイト式からスプリング式に変更するとニュースがありました。

「 恒久対策では、WTBを、ばね式自動張力調整装置(STB)へ取替える予定。STBは構造が単純で、メンテナンスが容易なほか、検査時に測定する箇所を少なくできる利点があります。新幹線全線の約440箇所を対象に、順次取替えを行う方針です。 」

 

ばね式自動張力調整装置(STB)・・・Spring Tenshion Balancerの略でしょうね。製造会社もありました。

▼STBとはこんな装置だそうです。

 

▼内部構図です。特許が出ていました。引っ張りスプリングではなく、圧縮スプリングの様です。

 

重錘ウエイト式は、調整幅が800mmと長く、調整中の荷重が一定なのに対して、STBは調整幅が少なく、また荷重が変動するのが欠点とあります。

重錘ウエイト方式自体が悪いわけでなく、重錘ロッドの溶接アンダーカットが悪かったわけで、この方式が悪い訳ではないので、どうかと思うところはあります。

一方で部品が少なくコストダウンができる、とあり実際部品が少なく、意外と重いと値段がかさばるウエイトの鉄部品も減るので価格は安くなるかと思います。

一方で、重錘ウェイトの場合は、架線の伸びをウェイトの下がり具合で簡単に目視確認できていたのに、STB方式では、外筒とテンションロッドの出具合でチェック、ということになり若干視認性が劣るかもしれません。

昔々第二次大戦例ですと、零戦の主脚に荷重によるサスの伸び縮みを目視できるカラーリングがありました。

積載が多く、機体が重いとサスが沈み、緑が隠れ、黄色、赤色になる、というものです。

と調べていたら、このSTBのモニタリングシステム、というものも開発とのことでした。

電車線路設備 モニタリングシステムの開発 - JR東日本

まぁ、ロッドに赤、黄、緑のカラーリングも併用すべきだと思うんですけどね。簡単に目視確認できるので。

電気仕掛けで確認など便利そうですが、「モノ」は必ず壊れますのでさらに事態を複雑化したり、不具合を起こしたりすることもあります。

 

さて、重錘ロッドの安全点検ですが、おそらく下記のカラーチェックをしたと思われます。

下記の様に、スプレーで処理するだけで早く簡単にはっきりと亀裂の有無を確認できます。

スプレー方式で野外や大きなものなどどこででも手軽にできて大変便利です。

手順は下記の通りです。

▼スプレーは下記3種類で、脱脂洗浄用、浸透用赤色剤、現像用白色パウダーの3種です。

 

一般機械以外にバイクや、車のボディ、エンジンの開発、オーバーホール検査などいろいろ使えますよ~