土質地層では、先端の空いたパイプを打込み、引き抜いて泥を順次掻き出して、鞘管を深く打込む方式で打込み井戸ができるそうです。自宅でも5m以下で砂質で礫が少ないので、先端開口パイプを打ちこんでみましたが、1m位打込んで重くなったので一度引き抜いてみましたら丁度ぴったいサイズの石が詰まっており、また砂など詰まって引き上げられるかと思っておりましたが、見事に挟まった石以外何も残っておらず、開口パイプの打ち込みは断念いたしました。
▼2月22日、先端開口パイプ打込みTRYし、石が詰まり断念。礫の多い地層にはNGです。反対側より細いパイプを打ち込んで詰まった石を除去。
▼2月23日、結局打込み杭を溶接し、ロングパイプで打ち込みをTRYすることに。鞘管ですので先端に穴をあけておきます。水位変化が少なくとも1.2mはありますので、水位以上となる高さまで10cm間隔、周上4ヶ所に穴をあけておきます。Φ8.5程度が最適です。
▼既に溶接してある5+2mパイプに2mの杭を溶接し9mとします。杭の打ち込みヘッドはカットしておきます。
▼マイナス側は、クランプを使って接続します。
▼全周溶接完了。綺麗にできました。鞘管ですので多少穴が開いても問題なしです。
▼同日23日、溶接した9mの鞘管の打込み準備をします。先端にロープをとりつけ、二人掛かりで上手に起こし、5mの穴の落とします。
▼9mのパイプを起こしましましたが、一度穴に落としそこない、横に倒してしまいました・・・ 二回目は成功。9mのパイプを5mの穴に落としましたので地上に4m出ています。9mパイプの横に自在クランプで1mほどの単管を抱き合わせで固定、打ち込みキャップを取付け、鉄ハンマーで打込みます。
▼鉄ハンマーは5kg、全長90cmで、自在ジョイントのクランプが滑りながらも2mくらい打込みました。
▼抱き合わせパイプで打ち込みは、長い鞘管でもクランプ位置をずらしていけば打込んでいけるのが長所ですが、打撃でクランプがズルズルずれていきます。
▼3月3日、抱き合わせ打込みで作業していますが、パイプがかなり傾いてしまいましたので、一旦引き抜き、再度打ち込み直ししました。引き抜きは、パイプ脇に1.8m三脚を立て、チェンブロとナイロンスリングをセットし、パイプに固定したクランプにスリングを引っ掛け引き抜きます。
パイプが傾いてしまい再度打ち直しをしましたが、打込み杭の剣先が鋳造性のしっかりしたもので、結構打込めます。9m打込み目指して頑張ります。