350ENG-#3/2.固着オイルポンプOH ~構造解析編~ | ICARUS GARAGE

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350ENG-#3/2.固着オイルポンプOH ~構造解析編~

 

No.3エンジンの固着したオイルポンプをばらしました。
こういう機械をバラス時ってワクワクしますよね。
でも興味だけではいけません。ちゃんと構造を明らかにし、さらにその上を行かなくては。

 

前回、部品をバラバラにしましたので、今回はじっくり構造を見て見ましょう。
350ENG-#3/1.固着オイルポンプOH

 

▼前回のポンプ分解画像
イメージ 1

 

▼クランクケースに取り付けられるポンプケース。
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▼ポンプケースに取りつけるカバー。表にスロットルプーリーが付く。
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▼上がおいるポンプの心臓部。プランジャボディとプランジャピストン。このプランジャピストンはカバーを貫通し、スロットルプーリー部へ顔を出す。
イメージ 4

 

▼左がクランクからのウオームで駆動されるギアの取りつくプランジャボディ。右がプランジャピストン。プランジャボディはギアで駆動され、ぐるぐる回転する。左側に吸入、吐出の小穴(ポート)がある。
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▼プランジャボディの入る穴を見る。中には穴が4個開いている。上下に吸い込みの穴、左右にRLキャブへのオイル吐出穴がある。
イメージ 6

 

▼プランジャボディにはピストンを駆動するカム山が2個切ってある。1回転でRL用に2回吐出する。
このカム山の高さは2.3mm。オイルポンプの最大ストロークだ。ピストン径はΦ4.0mm。
イメージ 7

 

▼全閉時は、スロットルプーリーの付き出しが大きくなる。赤印部寸法3.2mmと大きい。このため、左方向にプランジャピストンが突き出て戻った際、ストロークが小さくなり吐出が少なくなる。
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▼全開時は、スロットルプーリーの付き出しが小さくなる。赤印寸法部1.3mmと小さい。このため、左方向にプランジャピストンが突き出て戻った際、ストロークが大きくなり吐出が多くなる。
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さて、構造を詳しく見て見ましょ。
▼エンジン内部の回転方向です。よく考えて見ましょ。
イメージ 10

 

▼オイルポンプの縦断面。
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▼プランジャ部の構造。ボディのカム山で駆動されたピストンが前後し、ボディの穴からオイルを吸込み、吐出する。うまく出来ている。
イメージ 12

 

▼プランジャ部、オイルデストリビュータ部の構造。前から見てボディはCCW(反時計回り)。
上下に吸込み穴があり、左右にRLキャブへの吐出穴がある。
イメージ 13
 
▼RZ250 ウオーム回り緊度図(寸法図)


 

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