縁石の上へ乗りバランスとり歩く
デコボコだからヘナヘナとよれる
前からは華奢な黒髪のミニ
風がびゅうと吹かないかな すれ違う時よろけないかな
ふとした瞬間どうにかならないかな
暑くたってへっちゃらだ 吹きだまるけど全然平気だ
不意騙されるより裏切られるより
あぁ何か空からクリームソーダ 降ってこないかな飲み干したいな
夕暮れまで家には帰らないのさ 素敵な事が起こるかもしれない
焦げた二の腕は風呂浴びた時 痛いけれど思い出になる
一人ぼっちの可愛いミニの娘 コンビニに入ったらそこへいないかな
カゴが重くてもふらついてたら ふらついてる僕手を貸すかもな
ガキ達の輪唱は嫌いだけれど 外に出たら虫達のざわめき
見ちゃいけないのに彼方を見て 眩しさと飛行機の音やられそう
こんなに暑いと気が狂いそう 他人は言うけど たまにしか出れないもの
電気も元気もクタクタになるけど フツーじゃない僕今能天気
運ばれる雲は幾つものソフトクリーム だったら飛行機に乗りたいな
夏暮れゆくまで太陽と追いかける
むぅ～となりながら影踏みの季節
風の音に音符が付いたかと思えば
何処からかチリリンと歌ってる 風鈴てやつは不思議だね
凛々しげに揺らし微笑ませる