私でよければ何でも打ち明けてくださいね
今日はいつもよりたくさん話してくれて有難う御座います
年下だろうけど年上の様なこの町一番の美人さん
彼女の優しさはファストフードの店員よろしく
時間を過ぎてしまえば「No! No!」
プライベートで交わそうとするなら「No! No!」
骨まで冷え荒む風吹きつける田舎 建物だけは大層な施設に務める
気づいているかしらないけれど 彼女も借り物の優しさを繋ぐだけの存在
クローゼットの中覗き込み奥の奥まで手を伸ばす
数年経過のまるで粗大ゴミ それでもかき集め買い取ってもらう
泣きたく成程捨て値だけれど施しを受けさせて貰う為にね
けれど気付けばはぐらかされるばかり 財布の中はすぐに空さ
穏やかそうな顔した年配者達さえ「Son Of A Bitch!」
冷めた瞳を焼き付かさせながら「Son Of A Bitch!」
異星人のようなこの僕に安堵の心を与えるぐらいなら
血通わなくても 人間じゃなくても そうだな 野良犬にでもくれてやった方がマシさ
薬を増やして解決だ/時が経つのを待つのみさ/堪えていればいつか報われる
人通りの中 建物の中 彼女の小さな真理の中 浮かび上がって聞こえてきそうで...
イージーライダーさながらに 小銭払えどコーラさえ貰えない
明日にもそんな日が訪れそうで 寒さに誤魔化して身を震わせる
僕一人だけ置き去りくらい 空虚な空が通り越してく 冬は好きな季節なのにね
君は電車の中お年寄りに席を譲り 睨み返されたことなんてあるかい?
マーケットの扉を開け親子に先へ行かせようとしたら 拒否されたことあるかい?
英語で綴れば希望にも似たこの町、けれどそんなもの釘抜きでとれる看板さ
望む事全てがジョークで カートゥーン仕立てのギャンブルだったと知ったら?
せめて金さえ積む程あればね せめて顔整ってて名にもでかけりゃ
「時間だよ、ほら起きて」眠りについたばかりなのに もうすぐ朝が起こしに来そうだ
部屋の中ぼんやりと居るのに白い空気 こちらが気を遣う一日のおでましさ