国内すべての原発が止まる…そんな言葉を聞く度にトライガンの映画エピソードを思い出す。
主人公ヴァッシュは無敵のガンマン/名うての賞金首なんだけど、誰かれやむなく撃墜していくというタイプではなく…どんな悪党にも[性善説]の様なものはきっと有る筈(必ず、ではない所がミソ)と自身それなりに深いポリシーを持って生きている。正義感が強くて、御人好しなので…得にならない事にも首を突っ込むのだけどそのお陰で"本来なら巻き添えにならなくても済んだ人達"がたくさんいるのも事実。そんな中彼のその間違った倫理観(と思っている)の為、とある男に両親を殺された(これも実は長年抱き続けてた程に直接的な因果関係は無さそう)というアメリアという女性が出てくるのだけど…
まぁ簡単に言うと、その時ヴァッシュが鉄裁を食らわさなかった男が…とある町の中枢エネルギーを襲う為に大暴れしに来たんだけど、そのエネルギーの様な物を盗み取られるとその町の電力は全て停止してしまう。電力が止まるってことは、(それを頼って)毎日を生きていてる人達にとって死活問題、そのお陰で仕事に有りつけている人達はおまんまのお手上げ状態…と、まぁ(アニメの中とはいえ)何処かで起きてる状況とそっくりだよね
そんな中、とある男の子を持つ母親の泣き叫ぶ声がアメリアの悲しい過去をフラッシュバックさせて、心の奥底にあった迷いの様な物が吹っ切れる。それは「うちの子は、病気の為24時間体制で人工呼吸器を稼働させてないと死んでしまうのよ!!」というものだったように記憶してる
今回の件で何を思ったかというと、確かに原発のせいで多大なる被害をこうむって…これから生きて行く若者たちや子孫達/何より地球の環境や生命のラインを恐ろしく破壊させてしまう要因になっているのかもしれない。ところが、電力がないと生きていけない人達が今も明日の光を夢見て病と闘っているのも事実
ちなみにそのヴァッシュという男の好敵手でもあり理解も示しているウルフウッドという男が…(自分自身危険な目に遭いながらも何で彼は信念を曲げないのかという)アメリアの問いかけに対して
「あいつは馬鹿や。言ってる事は現実を見ないガキのたわ言や。大馬鹿や、そんな事わかっとる。でも、 あ~、でも、でも・・・あいつは一度も、言い訳をせえへんかった」と答えていた(完璧には覚えてなかったので、検索にて発見したサイトから。感謝します)。
単純に事を進められる話でもないし、何か矛盾を感じさせてしまう部分もあるかもしれないけど(汗)…
普通に呼吸をして普通に二本の足で立ち普通に飯を食って普通に仕事をして…(以下略
そんな毎日を送られているからこそ、不満の一つも二つも言えるんじゃないだろうか。だからといって電力会社も発電所も原発も政治家も見えない力も権力も肯定する気は更々ないけど…そのボードを掲げて謳う人達にもそういう側面を頭に入れておいて欲しい。「そんな事はいわれなくても分かってんだよ、知恵遅れに言われる筋合いはねぇよ」と思われるの覚悟で呟いてみた
trigun - opening
つか(普段はアニメも殆ど見ない)現在34歳の自分にとって小野坂さんといえば…独占!!スポーツ情報やいいともの1コーナーを思い出す。特に前者は子供ながらに「やけにハイテンションなお兄さんだなぁ」と思ってた記憶が強いから。いいとものコーナーは住友さんも好きだったなぁ