何を考えているのだろう
何かを求める事はあるのか
懸命という名の汗をぬぐい
理解してみようとするけれど
示せば示す程カーテンを閉められる
信じてあげなきゃと黙っていたら
のんきな心だけ顔覗かせる
季節外れの通り雨みたいに
不意に訪れる描画のブルー
幾重にも色が混ざっているけど
虹を架けているわけじゃない
子供達のクレパスじゃ足りない程に
どうしようもないだけの苛立ちは藍
「明日が見えないんだ」と嘆いてる僕
「私も見えないよ」と呟いてる君
足を引きずって抱えている僕
誰からも優しく声掛けられる君
真っ先に作り置きする僕
好きな物だけ頬張ってる君
僕といってもボクちゃんな歳じゃない
君といってもラヴァーでもフィアンセでもありゃしない
手を差し伸べて手を貸して手を借りながら手を離さずに
歩いて行くしかないというのに…