今朝の夢 | -匿名係長補佐/只の一人ぼっち-

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太田光さんよろしく
それ奈良美智!(←それなら良しとも!と読む)というギャグを流行らせようとしたけど、チャットの皆には嫌われてたので誰も使ってくれなかった男の...苦悩と葛藤と少しだけ優しさの日々

浅く息苦しい夢の中で
誰とも知らぬ華奢な腕に絡まっていた
桃色の乳房を愛撫してた
とてもいい香り とても淡い「甘い」
短い後ろ髪を優しくかきあげて
そっと唇にキスをしようとしたら
自分に似た様な顔した少女
ハッと我に帰り空を見たら
幾重にも広がる大地のど真ん中
空はただ青く 雲は意味もなく白く
けれど何処か不気味だった

あの娘だけが味方らしい
ここの世界では一人以上
溜息つく間も与えられずに
何処からともなくけたたましい轟音で
空母の様なでっかいUFO
頭上に広がる群青を覆い尽くし
見る見る内に空がUFO
無理やりに瞳へ焼き付けさせる未確認飛行物体
二匹が交差して蛇行旋回

何を思ったか息苦しさの中
大きく息を吸い込んだなら 北風の神様よろしく吹きつけた
モヤモヤなのか洗い息なのか それが何なのか分からないけど
叩きつける様に拭きつけた
そしたら大きなノイズを垂れ流したまま
奴等はとぐろののろしをあげて
ぶつかりあって墜落したのさ そこで本当に目が覚めた
まるでバケモノの様な顔していたけど
あの娘はとっても柔らかかった 優しく包んでくれる気がした

現実の朝 もしかしたら二機よりも大きな障害が
この日も僕を襲うかもしれない 逃げ切れるとは限らない
けれど夢の中 ワケ分からないSFの中より
どうしようもなく孤高なのは変わらない
大人も子供も大人子供も
見てくれだけは華やかな ささくれだった心なき人達
未開封の様な理解者を求め 触れ合いだけは下世話に重ねてる
あの娘は世界のその果てのクローン?

結局一人で慰めるしかないのか 
未来の空から放たれた 空飛ぶ円盤は風舞う荒野へ
サイレンとも信号とも区別出来ないけたたましい騒音をまき散らせ
墜落しながら消えて行った 目を覚ましたのは7時前だった
お前は誰だ あの娘は誰だ 現実の俺をひしめき合わす
この苦痛は一体何処から来るんだ