ヤフオクで購入した、①高久空木の帯と
そして、着物SHineiで購入した、②変柄2号の帯を
解くことにしました。
基本の道具は、毎度おなじみの、リッパーです。
こちらは、Cloverのリッパー
理由はそれぞれ異なり、
①空木の帯は、
どんなに新しくても、制作されて30年が経っていることになるので、
帯地をキレイにしたいかなと。
※汚れているところとかは無いないのですが
②変柄2号の帯は、帯地は新しくてキレイなのですが、帯芯が硬いので、
柔らかい芯に替えたいかなと。
※まるで、板です
で、
早速解いてみました。
先ずは、①空木の帯から。
・なんと、衝撃のミシン縫い
・紫色の帯地なのに、黒い糸を使用
※元々は黒地だったとか、いやいやいや
・糸が太い番手なので、針穴も大きい
自身なら、作家物の帯をミシン縫いには、しないなぁというか、
この帯、贋作なのではと思うほどの、仕立てです。
続けて、②変柄2号の帯も解きます。
・なんと、こちらもまさかのミシン縫い
①と違って、
・糸は細く、帯と同色
※これが普通と思います
・糸が細いと針も細いのか、針穴も細い(小さい)
ミシン縫いにも、色々あるんですね。
それから、
帯芯に、真綿が敷いてありました
※聞いたことはあるのですが、見たのは初めて!
河のよう
それと、
仕立てる際に「糊」を使用しているようで、剥がしながらの、解きになりました。
こちらの帯は、とても丁寧な仕立ての印象ですが、
それでも、手縫い仕立てには、しなかったんだなぁと思いました。
そして、
①②の帯とも、帯芯から古っぽいにおいが
やはり、帯芯は曲者です。
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