ムササビの星空ノート -25ページ目

胎内星まつりで買ってしまいました(2)

IMG_6519.jpeg

IMG_5690.jpeg

IMG_5707.jpeg



昔、彗星のオフセット追尾をやろうとした時、問題になったのは極軸望遠鏡の補助ファインダーだった。

既存の極軸望遠鏡の後ろに補助ファインダーを接続したら、倍率が上がるのは経験上から漠然と知っていたが、それは同時に視野が狭くなることを意味していた。

当時はイメージシフト装置が メーカーからも発売されていて、それを補助ファインダーと組み合わせれば良いということは誰でも思いついたと思う。

でもそれではパクったみたいで面白くない。

第一、補助ファインダーが大きくなりすきて使いにくいだろう。

そこで、シフトではなく、ティルトにした。

極軸望遠鏡を傾けて、同様の効果があることがわかった。

完成した時は自己満足で 彗星会議で発表してみたが、あまり反響はなく 今日に至っている。

当時、お金があったら あっさり市販品のイメージシフトを購入して改造したかもしれないけど、ここは趣味の世界。

他人と違うことをやることが楽しいのだと思う。

彗星のオフセット法を計算するにあたり、私は高校で習った三角関数を使うことにした。

しかし、どうも計算がおかしい。

合わない。

よくよく考えたら、高校で習う平面三角関数ではなく、球面三角関数が必要なことを長谷川一郎先生の本で知った。

昔の人は球面三角関数なんてややこしいことを使って天文計算をしていたことを、ほんの少しだけ追体験して驚いた。

昔の人は私たちよりも、遥かに頭がいいんじゃないだろうか・・・と。


他人が既に開拓したやり方をなぞるのとは違い、手探りで勉強する楽しさを知ったのは、オフセット法の一番の収穫だったかもしれない。


今回の胎内星まつりで とうとう安いイメージシフトを購入してしまった。

高感度のデジカメの時代。
イメージシフトは過去の遺物なのかもしれない。

オフセット法も。

ちょっと、寂しい。


胎内星まつりで買ってしまいました

望遠レンズの強風対策 制振装置の自作

IMG_6479.jpeg


今月、もう何回も書いている望遠レンズの強風対策としての制振装置の自作の続き。
昨日、棚卸しの最中に自作してみた。
近所のホームセンターからかってきた塩ビパイプを切断して、ネジをたてた。この内側に 制振マットを介して、望遠レンズが取り付けられる。




IMG_6240.PNG


これまで私は 強風で望遠レンズの 架台ごと揺れている・・・取り付け思い込んでいた。

だけど、先日の画像から
それだけが原因ではないんじゃないかと思うようになった。

たまたま撮影中に視野に飛び込んできた人工衛星の軌跡が 私の考えを変えた。

人工衛星の軌跡のブレ・・・振動が小刻みで、周期的だったからだ。

これは管楽器が音を出しているのと同じよう、望遠レンズのフードが強風で振動しているからではないかと考えた。

だったら、振動は止めらるんじゃないだろうか?





IMG_6241.jpg


これは台風の影響でフェーン現象で強風が吹いている最中に撮影した画像。

よくあるボケボケの星像が大きな画像だ。




IMG_6242.jpg


これは同じレンズで、同じ赤道儀で、別の無風状態で撮影した画像。

いずれもノータッチガイド。

本来ならこれだけ撮影出来るレンズなのに、フェーン現象で強風が吹いていると能力が発揮出来ないのはもったいない。

ドームの中なら、おそらくこんな心配はしなくでもいい。

だけど、毎回移動するアマチュア天文家には これは必需品になるかもしれない。


あとはこの仮説を実証する天気を待つばかりだ。