ムササビの星空ノート -21ページ目

フェーン現象・・・今夜、強風対策の実験が出来そう

IMG_6660.jpg

IMG_6659.jpg


----



今夜、山の上は強風で晴れ渡りそう?

先日、制作した制振装置を試してみよう。

間も無く スーパーハッチが見られるかもしれない?

IMG_9906.jpg

IMG_9917.jpg





これは昨年の9月17日に
長岡市付近の信濃川で見られた オオシロカゲロウの スーパーハッチ(一斉に大量の幼虫が羽化する現象)


江戸時代、越後塩沢の商人 鈴木牧之が記した「北越雪譜」
当時、江戸や京の都では 「雪」は風流なものとしてもてはやされていた。雪国で生まれ育った鈴木牧之はリアルな雪国の庶民の生活を本にまとめて紹介し、そんな風潮に一石を投じた。
当時、「北越雪譜」は江戸の貸本屋では大変な評判になったそうだ。

その「北越雪譜」の中に 「渋海川のさかべっとう」という奇妙な記事がある。

春の彼岸の頃に 蝶が川面を埋め尽くすという現象だ。
今の新潟県にはそのような現象は報告されていない。

その蝶が 我々のよく知っている蝶ではなく、水生昆虫の一種ではないかという予想は容易に出来るものの、雪国の早春に川面を埋め尽くすほど羽化する種類は知られていない。

これは長年の謎だった。

私は歴史作家の秋山香乃さんの
「龍が哭く」に似たような記述があることに気がついて、秋山先生に直接質問してみた。
秋山先生は「北越雪譜」を参考にされたのではなく、「武功年表」から引用されたことを教えて下さった。
「武功年表」は 江戸時代の自然現象などが記録されている資料で、様々な大彗星の出現記録や 八王子隕石などの記録で アマチュア天文家にも知られている。

その「武功年表」に 「北越雪譜」に記録されている現象とよく似た記述があることに興味を覚えた。

ただし、「北越雪譜」は春の彼岸の現象として記録されており、「武功年表」では 秋の彼岸の現象として記録されている。
厳密に考えたら辻褄が合わないが、「北越雪譜」の現象は 全て著者自らが目撃したわけでなく、地元の古老からの伝聞情報をまとめて記録したものである。
私はここに記録の間違いが生じてしまったのではないかと考えた。

「渋海川」については別の記述もある。
「渋海川ざい渡り」という現象である。
これは川が完全に凍結してしまい、ソリで物資を運ぶという記述である。
これは現在では考えられないことだが、太陽活動が低調だったマウンダー極小期と重なる時期でもある。
それほど低温だった時期に完全凍結した川からいきなり昆虫が大発生するのはおかしいのではないだろうか?

私は「春先に水生昆虫が大量羽化する」とした地元の研究者の方の論文に違和感を感じた。

郷土の歴史を研究している方たちはマウンダー極小期を知らないのではないだろうか?

私は「北越雪譜」の記述には誤りが含まれていると考えた。


私は「秋に きっとスーパーハッチが見られる」とアタリをつけていたところ、昨年の9月に 信濃川で このスーパーハッチを目撃する機会に恵まれたというわけだ。

従来、地元の学芸員の先生が同様の他の文献から記述を引用し、春のモンカゲロウが「さかべっとう」の正体どはないかとされてきた。
しかし、私は秋のオオシロカゲロウが 「渋海川のさかべっとう」の正体ではないかと思う。


学問の王道から言えば、類似の文献を検索してからアタリをつけるのが、学者の方の研究方法かもしれない。
でも、郷土の歴史の専門家が、必ずしも実際の昆虫の生態や 天文や気象の領域であるマウンダー極小期のことまで視野に入っているように入って見えない。

論文にも現地での詳しい調査の記述はなかった。

当時の気候についての言及も無かった。

私は学芸員の方の研究だからと言って、その研究が真実とは限らないと思う。

スーパーハッチで知られている昆虫は 一般的にはモンカゲロウではなく、オオシロカゲロウだ。

私は学芸員の資格も何もない、ただの素人の物好きだ。

だからこそ、自由に好きな事が出来ると思う。



スーパーハッチは僅か数時間しか続かない。

今年も見られるかどうか興味深いところだ。

望遠レンズの共振防止装置の試作

IMG_6651.jpg

IMG_6479.jpg




夜勤の合間に 遮音マットとブチルゴムのテープで こんなものを自作してみた。

建築関係の遮音工事の材料である遮音マット。
裏にはブチルゴムのテープを貼りつけた。

今夜も夜勤だけど、明日の夜は台風の影響によっては テストがやれるかもしれない。