定年後の不安 | 路線バス運転手してます

路線バス運転手してます

2021年7月、44歳で転職して路線バス運転手してます。この業界は初めてです。大変かどうか、やりがいがあるかどうか、勤務などの全てをさらけ出して行こうかと思ってます。

おはようございます☀

今日は先週の土曜日に引き続き、有給休暇を申請しましたので休みです。休日ダイヤ時の待機系統の3名に仕事を回すために、敢えて休みました。また、4週間で260時間までの枠に余裕を持たせるため、でもあります。こうやって、お互いがウィンウィンとなるように協力しています。これは、運転手であれKであれ共通しています。路線バスの運転手って、なんだかんだ言っても給料が安いですからね(涙)。なので、できるだけ休日出勤が可能となるように有給休暇を使って休んでいるのです(笑)。もちろん、全く休日出勤をされない方も居られますけどね。



先日ですが、1人の運転手が


65歳の誕生日を迎えた


ために


路線バス運転手を卒業


されました。これは、我が社の社内規定ですので、他社さんには当てはまらないかと思いますが、我が社では


路線バスの運行は65歳まで


となっています。やっぱり、年齢を重ねてると小さなミスを起こしてしまう可能性がありますからね。それを防ぐためなのでしょうか?65歳になると、路線バスから降ろされてしまいます(涙)。そもそもですが、我が社では


60歳で定年退職


となっています。それ以降でも働き続けることは可能ですが、その場合は以前にも説明した通り


「エルダー社員」という名の

契約社員になる


のです。正社員から契約社員になる・・・。ストレートな表現をすれば


同じ業務内容でも

身分が降格扱い


です(涙)。身分が下がるということは、当然ですが


給料も下げられてしまう


のです。聞いた話によると、エルダー社員は


月給制ではなく時給制になる


みたい。勿論、休憩を含めた9時間を超えると残業時間として計上されて支給されますが、それでも


給料は大幅に下がってしまう


そうです。それでも、ほぼ全ての方は


定年退職後に

エルダー社員になっている


のです。元気なうちに、しっかりと働いて稼いでおこう・・・なんて理由じゃないです。


年金受給額が少なすぎるため


です(涙)。私の手元にも、毎年の誕生月に


「ねんきん定期便」が郵送


されています。昨年届いた「ねんきん定期便」によると、私の現時点での年金受給額は、年間で


100万円にも満たない額


なのです(涙)。今後の厚生年金保険料の納付額にもよりますが、現時点では


かなり悲惨な年間受給額


だと思っています。あと12年で、一体どれくらい加算されるのやら・・・。


65歳になった、ベテラン運転手。今後は、幼稚園の送迎バスを運転するみたいです。一応ですが、本人の中では65歳になったら引退と決めていたみたいなんです。しかし、我が社では


路線バス・貸切バス

共に人手不足


なんです。なので会社側からお声が掛かり、必死に説得されたみたいで


1年契約を延長した


そうです。皆さんから見たら不安かも知れませんが、しっかりと年に2回の健康診断も受けていますし異常も認められません。表向きにはこう言わざるを得ませんが、裏を返せば人手不足。これからは、ドンドン定年退職を迎える運転手が増えて来るでしょうね。我が営業所でも


今年に定年退職となる方は

2名居てる


のです。そのうちの1人が、昨日言ってましたが


定年退職後の生活が不安


だそうです。やっぱり、契約社員になってしまう事で


給料が下がってしまう

不安が大きい


みたいです。この方も、数十年と勤務されたベテラン運転手ですので、基本給はバカ高いみたい。でも、一般企業と比較すると安いです(笑)。そんな人がガクッと給料が下がってしまうのですから、不安になるのは当然ですね。なので


「もう、今年は休日出勤しないで休むわ。稼いでたら来年の住民税がバカ高くなるから、来年の給料からは払えなくなるから」


と言ってます。みんな、同じように不安を抱えています。


労働組合は、エルダー社員に対する待遇改善も春闘で会社側と交渉しているそうです。毎年春闘と秋闘では


定年65歳への延長を交渉


していますが


継続審議のまま先送り


されています。私が定年退職を迎えるまで、65歳になってるかなあ?