同じ着地点 | 路線バス運転手してます

路線バス運転手してます

2021年7月、44歳で転職して路線バス運転手してます。この業界は初めてです。大変かどうか、やりがいがあるかどうか、勤務などの全てをさらけ出して行こうかと思ってます。

おはようございます☀

今日は、平日の4系統です。5時19分出勤で13時21分退勤です。労働時間は8時間02分ですので計上される残業時間は0ですが、運行するだけで計上される残業時間が30分あります。休憩は1回で、1時間01分あります。走行は109キロです。なお、前日からの休息期間は11時間28分でした。



昨日は、春闘についてお話ししました。皆さんは、馴染み深いでしょうか?それとも、馴染みがないでしょうか?私は


労働組合のある会社は初めて


ですので、未だに新鮮味があります。困った時は、労働組合の委員さんに相談して会社側へ話して貰ってます。委員さんも路線バスの運転手ですので、各運転手やKなどから相談を受けても、困りごとの中身は把握しやすいです。助役や所長などのような


幹部職の方々も運転手上がり


なのですが、やっぱり事務所に入ってしまうと自然と会社寄りの考え方になるみたいですからね(涙)。稀にですが


労働組合の委員さんと

助役が対立


している場面に遭遇したりしますもん。他社さんの事は分かりませんが、我が社の労働組合って


会社側とは

バチバチした

闘争的な集団


です(笑)。まあ、名ばかり労働組合なら


会社の言いなりばっかりに

なってしまうダメ組合


ですのでね。そんな組合なら、組織化していない方がマシでしょう。


さて、その春闘ですが


昨日に第一回目の

団体交渉が行われた


のです。でも、お互い腹の探り合いでは無いのでしょうが、合意には至ってません。合意って


毎年3月20日頃になる


ので、合意したか否かは気にしていません(笑)。でも、団体交渉でどのような話になったのかは気になりますので、委員さんに聞いてみました。組合側ですが


昨今の物価高などを理由に

賃上げを要求


したのですが、会社側からは


事故が多かったために

余分な支出が多すぎた


ことを理由に


賃上げは難しいとの返答


だったそうです。会社の支出って、ある程度は決まってますからね。路線バスのリース代や、タイヤを筆頭とした各種部品代なんて、年間予算を組む際に決まってますから。で、一応ですが


事故の修理代も

年間予算で決められている


そうです。ところが、この支出枠なんて確定ではないのです。当たり前ですよね?計画と現実は、異なりますから。で、事故が多ければ


予算オーバーに陥ってしまう


のです。我が社では、昨年「も」車内事故・交通事故が多発しております。なので、組合側の主張を受け入れる余裕は無い・・・んな事ございません。


毎年同じ反論をしているだけ


なんです(笑)。そんなもん、路線バスの修理費だけで年間利益の大半が消えることなんて無いですからね。車内事故の治療費などは、任意保険から支払われているのです。事故や故障の修理費は、年間予算の枠内から支払ってるだけなんです。オーバーしたら、生み出された利益から支払いますが、利益が飛ぶことはありません(笑)。なので


事故が多いって理由は方便


です。まあ、そう言わないと幾らでも要求してくるって思われてしまいますから。


結構バチバチしている、我が社の労働組合と会社。でも


着地点は毎年ほぼ同じ


です。組合側は、会社がどれくらいの利益を計上したのかなんて、全く把握出来ていません。そのためなのか詳しくは知りませんが、着地点はほぼ何も変わりません(笑)。まあ


安定して次年度も

何なりと支給してくれる


と前向きに考えてます。ただ、組合側が我々に言ってくるのは


「もっと事故を減らせば、決算賞与として支給される額は確実に増える」


です。大きな事故は勿論ですが、全員が小さな事故も減らすように、いやっ、無くすように心掛けておればムダな支出は0に近づけられます。その小さな積み重ねで、会社から貰える金額がより大きくなるのですからね。でも、現実は・・・。もっと頑張らないとね(笑)。


私が今まで勤めてきた会社って


昇給額や賞与額はバラバラ


でした。


上層部の考え方・気持ちなどで決定するので、明確な基準はありません。そのため、決算が悪かったので


冬季賞与が0円で

年末年始を過ごした


事もあります(涙)。翌年4月には


一番売上を計上したのに

一番給料を下げられた


事もありました(笑)。そんな苦い経験をして来ましたので、こうやって春闘で決めてくれるのには有り難く感じます。それが、たとえ毎年同じ着地点でも有り難いです。


0に比べたら遥かに大きな額


ですからね。そう思いつつ、今年の春闘の結果を楽しみにしながら頑張ります。