SuperTruckプロジェクトは、DOE(米国エネルギー省)が資金提供する大型トラックの効率改善プロジェクトです。

 

2009年に始まり、当初は輸送効率50%低減を目標にし4つのグループが7年間の期間でほぼ目標を達成しました。

その後、2016年に始まり今年最終年となるSuperTruck 2では、MPG(燃費)を2倍にする目標で、5つのグループがほぼ目標を達成しようとしています。

 

そして今年、DOE(米国エネルギー省)がSuperTruck 3を発表しました。

まだ、参加グループを募っている段階ですが、これまでの目標に対して大きな違いが2つあります。

1つは、対象が大型トラックから中型トラックまで拡がったこと。

2つ目は、単に燃費効率改善から、電動化、FCVを含むHEV化を含む技術開発に拡大した点です。

 

2050年のカーボンニュートラルを達成するという世界的合意に基づくバイデン政権の積極策の一環ととらえるべき動きです。

カーボンニュートラルへの輸送業界の動きを後押しする主旨が明確です。

 

そもそも、産学の協調と末端のフリートユーザーまで巻き込んだんチーム編成のダイナミズムに米国らしいプラグマティズムを感じていた私は、このプロジェクトに注目していました。

これまでは、今できる最善はなにかという観点から、先行開発の範疇でありながら挑戦的な内燃機関の効率向上、空力改善、軽量化は大きな進歩を生んだと思います。

WHR(排熱回収)等、コストメリットから実用化できないアイテムもあるものの、多くは近い将来に実用化できる成果でした。

 

とはいえ、ここ数年のカーボンニュートラルへのうねりに対しては不十分で、SuperTruck 3に至ったものとおまえます。

まもなく、参加チームと活動の概要が見えてきます。

今後も、注目したいと思っています。