今や、F1でも使われているジェットイグニッションで名を馳せている、強力なメガサプライヤーの一つ、MAHLE社が、ガソリンエンジンとトランスミッションとモータージェネレーターを組み合わせた、MMHP(Mahle Modular Hybrid Powertrain)と呼ぶ、ハイブリッドパワートレーンを発表しました。
過去、メガサプライヤーといえども、この手のシステムを自動車メーカーに納入した話しは聞いたことがありません。
実際に、商談が進行しているのかは知り得ませんが、とても興味を持ちました。
プレス発表を見ると、世界的に目前に迫っている“メーカー毎の燃費規制”を、商機と捉えたようです。
時間的制約と開発コスト負担に喘いでいる自動車メーカーにとって、魅力的に映るに違いないという読みなのでしょう。
その内容は、エンジンは2気筒又は3気筒、トランスミッションは1速又は2速又は4速が組み合わされ、ハイブリッドシステムはシリーズとパラレルのどちらの運転モードも可能としています。
エンジン本体は、1気筒あたり500㏄の排気量で、得意のジェットイグニッションを採用しつつ、2バルブの固定バルブタイミングのシンプルなメカニズムです。
最高効率を狙ったというより、最先端のジェットイグニションにより、エンジン本体をシンプル化し、モジュラーデザインを徹底することで、自動車メーカーの幅広いアプリケーション要求に、短期かつ廉価に対応することが狙いと見ました。
果たして手を挙げるのが、欧米や日本のメーカーなのか、中国やアジアのメーカーなのか、それとも、どこも手を挙げないのか?
このMMHP、“メーカーの困り具合”が、どれほどなのかを表す、リトマス試験紙になりそうな気もします。
MAHLE社プレスリリース: