10/2ボスくんの急逝 | イブうさぎ

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うちのうさぎ(箱うさぎ経由で引き取った業者が放出したうさぎ)の紹介と、2022年12月に都内で発覚した多頭飼育崩壊のうさぎを保護して里親募集する活動の紹介。

1週間で色々なことが起きて、頭が混乱しています。

前回の更新では、ボスくんに下顎膿瘍が発見され治療にはいったところまで、報告しましたが、1日おいて9/30水曜の午前に右頬がふくれて、右目が飛び出ま
した。預かりさんが病院に駆け込み、先生が上顎の膿瘍を見つけて、右頬から膿を取って右目は引っ込みましたが、夕方に再び目が飛び出て、呼吸が荒くなり、病院の酸素室に入院しました。

翌日は休診日で面会はできませんでした。10/2金曜の朝9時に面会するために、預かりさんと病院で待ち合わせして、8時半ころ車を走らせていたら、預かりさんからメールでボス君が早朝なくなったことを知りました。そのまま病院まで行って預かりさんとボス君がいる診察室に入りました。

ボス君は息をひきとって間もない様子でした。ボス君は深夜に足が立たなくなり、朝に先生が来たらなくなっていたそうです。膿瘍は通常のチーズ状でなくて水混じりで、上顎に出来ていると急逝するケースがあるそうです。呼吸が苦しかったのは肺に膿が入ったのではなく、膿が脳を圧迫して呼吸しづらくしていたそうです。

ボス君が東京に来た9/13に口の中を念入りに診察していただき、かみ合わせに問題はなく、首から下のレントゲンにも問題はありませんでした。頭部のレントゲンは撮っていなかったので、すでに下顎、上顎の骨に問題がでていたのかどうかはわかりません。食欲がない、と伝えたので胃腸のレントゲンを撮ったのは当然と思います。膿がたまり始める前に抗生物質を投与したりすれば何か変わったのか、わかりませんし、抗生物質が効く膿か効かない膿かもわからないので、もっと早く気づけば結果が変わった、などとは言えないと思います。そもそも6月のレスキュー開始後にボスを去勢手術のために引き上げて、そのときから牧草の食べが悪かったので、もう顎に問題があり、膿瘍を回避できなかったのではないでしょうか。

その点、レフト(現:豆太)くんは治療した先生が驚くほど抗生物質への反応がよく、効果が顕著でした。膿の再発はありましたが、現時点でその膿もおさまりつつあります。

ボスくんの膿瘍は運命として受け止めるしかないのではないでしょうか。

預かりさんは最善を尽くしてくださったし、先生も苦しくないように点滴をしてくださいました。小屋でどんなにボスらしく振舞っていても、いよいよ痛くなるまで、うさぎは病状を隠すので、前から病気だったのでしょう。

ボスくんを箱にいれてもらって預かりさんと家に向かうとき、預かりさんが「ボスくん、甘えっこになると思ったんだけどなぁ」とつぶやきました。ボスくんは甘えっこになって誰かにみそめられるか、預かりさんの家でボスの面影のない元ボスになる未来がえがかれていました。もうそれだけで良かったんじゃないかなぁ。

この小屋に居るしかない、死んでも仕方がない、死体は朽ち果てるしかない。

そんな状況を見てあきらめるのではなく、人間として心を痛めて、同情して、行動したのだから、ボスくんには許してもらうしかない。

今できることは残りのうさぎ達にとびきりの家庭をさがしてあげること。

そして、現在も放置されている全国の飼育放棄状態のうさぎ小屋を無視しないこと。きちんとした飼育責任者がいない小屋はありませんか?去勢・不妊手術せずにうさぎが増えていませんか?地元の保健所、動物愛護センターが状況を把握していますか?

うさぎが好きな、動物が好きな、ひとりひとりが考えなくてはいけないことと思います。うさぎが可愛かったら、ひどい小屋をみすごしてはいけません。

状況は変えられない、と嘆くだけでは、何も変わらなかったことでしょう。


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