365日×18年
子供を思う気持ち、親になりきれない気持ちを描いたエッセイ集とある。
読んでみたい。
思わず切なくて涙ぐんでしまうようなタイトルである。
妊娠が分かった日、子供が産まれた日、初めて歩いた時、言葉を話し始めた時、保育園に行った日、小学校に行った日…
仕事を持ちながら無我夢中で生活してきた。
激務で子供と向き合えなかった時期も多い。
夫婦共に残業だから、保育園に代わりに迎えに行った私の母を見てガッカリして大泣きした娘。
残業して夜22時頃に帰宅した私の足音を聞いて寝室から、あ〜ママ〜と嬉しそうなカタコトの声を上げる2、3才の娘。
親が子供から贈られる目に見えない愛情はとてつもなく大きい。
自分は親として子供に何を贈ることが出来てきたか。
自分に出来る最大の事は娘のありようを受け止めること、否定しないことではなかったかと考える。
勉強が出来ること、良い学校に入ること、収入の良い安定した仕事に就くこと、それは親として安心できるし嬉しいことだ。
それは何のためにそれを願うのだろう。
大人になってからも子供に幸せに過ごして欲しいからがベースにあるのではなかったか。
その為の塾通いやお受験なのだろうと思う。
親としての願望や達成感と子供の幸せを願うことは別物である。
親としての心配を子供にぶつけること、達成感を子供に向けること。
私はそれを出来るだけしないようにしたいと思う。
親だって不完全だから子供にあたりがちではある。
子供の将来にわたりずっと幸せでありますように、それを願わない親は居ない。
多くの子供は進学で18才で親元を離れる。
その時まで子供が幸せに生きるためのものをどれだけ贈る事が出来るか。
学歴や頭の良さだけではなく。
何事も子供の幸せを願う事がベースになければと改めて考えさせられた題目だった。
まだ本を読んだわけではないけども。
※画像お借りしました。素敵な絵です。