エリザベス女王がお亡くなりになった。
世界で最も有名かつ敬愛された君主そして女性ではなかったかと思う。
何時も側に寄り添っていたフィリップ王配が亡くなられてからお寂しそうだった。
亡くなる2日前まで新しい首相を任命する公務をされていた。
若き日から亡くなる直前まで私が無く義務と役割に生きてこられた方だったのだと思う。
衣食住こまらない立場なんだから当たり前かもしれないが、
どんなに自分を殺して役割に徹してこられたか、それはどんなに努力が必要だった事かと思う。
自分らしく生きる事は許されない。
自由に進路を選び、好きな服を着て、好きな場所に住み、人を愛する。
そんな人間として当たり前の権利が無い。
そんな生き方に徹してイギリスの伝統とか歴史や権威を体現されてきたように思う。
だからこそ、イギリス国民だけでなく世界中から敬愛されていたのではないだろうか。
自由で平等で多様性を重んじられる時代にあり、国家に生涯を捧げたお姿は、
古めかしく堅苦しいんだけどホッとするというか心に安堵をもたらすように感じる。
それは日本の皇室にも繋がる在り方、そして我々が受ける安堵感と同じだと思う。
私が生きているうちに、エリザベス女王のような女王を拝む事が出来るのだろうか。
そう思うと寂しい思いでいっぱいになる。
長きにわたるお役目お疲れ様でございました。