俺はここにいた | 茨大ボート部のブログ

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試合結果や漕艇部の日常を更新します!

 皆さんお久しぶりです。4年、主将の石田です。久々の茨大ボート部ブログ更新です。今回は5月18日から21日にかけて開催された「全日本ローイング選手権大会」にシングルスカルで出場してきたので、それを終えての感想や想いなどを勝手に綴ろうと思います。

 

 僕は教職課程を履修している関係で9月のインカレにはスケジュール上どうしても出場できません。ゆえに今大会は、僕にとって 大学のボート生活で最終目標としていたレース でした。茨城大学ボート部で得たすべてを出し切れるように、今までで一番のレースができるようにと並々ならない想いで臨んだつもりです。結果はメルマガ等でご存知の方もいらっしゃると思いますが、D決勝1位(28人中19位)でした。正直なかなか悔しい結果です。すべてのレースで、大きなミスはなく持てる力をすべて出し切れたゆえに、とっても悔しいです。

 特に敗者復活戦は死ぬほど悔しかったです。オリンピアンの中野選手、武田選手に挟まれて漕ぐという貴重な経験ができたレースです。中盤から後半、一瞬前に出ていたんですが最後に追い上げられギリギリでお二方に負けてしまいました。今の自分にできる精いっぱいを発揮できたにもかかわらずこの結果になってしまい、言葉に表せない感情があふれてすごかったです。ただビッグネームの間に挟まれながらも接戦を繰り広げた人間として爪痕は残せたかなと思います。思いたいです。

 

D決勝(おそらくゴール後?)の写真 佐藤淳子/JARA さんが撮ってくださいました!

 

 そんなレースを終えて最初に考えていたのは「これからはどんな練習をしようかな」でした。この大会で最後だと決めていたのに、どうやったらもっと勝てるだろう、速くなれるだろうと無意識のうちに考えてしまっていました。はっ!と我に返ったとき、そんな風に考えてしまうくらいにはこの競技が好きなんだなと自覚しました。そしてどんな結果であれ自分は全国級の大会で、全国の猛者たちと同じ舞台でレースをしたんだという事実に震えました。

 

「俺はまぎれもなくあそこにいたんだ。確かに、間違いなくあそこで、あんな猛者たちとレースをしたんだ」

 

と改めて理解したとき今までやってきたことは無駄じゃなかった、やってきてよかったと思えました。つい最近まで、男は僕一人だし、そもそも人数が少ないし、部活以外にも抱えていることが多いしで何度もくじけそうになって、不安になって、眠れない夜を過ごして――そんな不甲斐ない自分でも一緒に練習してくれる、支えてくれる仲間がいて、応援してくれる友達・家族がいて、サポートしてくれるOB・OG、コーチ陣の方々がいて、きっと当たり前なんかじゃない、そう思います。本当にありがとうございました、なんて言葉だけではとても足りないくらい感謝しています。

 

僕は茨城大学ボート部(ここ)

でボートができて、本当に良かったです。

 

とはいえやはり結果は悔しすぎて引退せずに続けてやろうかとか考えだしています。が、いったん今シーズンの残りは1年生の指導に専念しつつ少し休みたいと思います。今後は僕の同期と下の世代の活躍の応援をよろしくお願いします。なんか気持ちが高ぶって一人称がブレブレですが、ここまでよんでくださりありがとうございました。ではまた。

 

*JARAのYoutubeチャンネルから全日本ローイング選手権大会ライブ映像のアーカイブが見れます!実況付きです!めっちゃ名前呼ばれてます(笑)

 

1日目 Heat5 バウ№1 レーン2 1時間45分17秒あたり~

 

2日目 Repechage2 バウ№2 レーン3 49分17秒あたり~

 

3日目 Final D バウ№4 レーン4 16分28秒あたり~