筋肉と会話したい | 茨大ボート部のブログ

茨大ボート部のブログ

試合結果や漕艇部の日常を更新します!

みなさまごきげんよう。


人間の体には約600個以上の筋肉があるそうだ。

それぞれ大きさも位置も性質にも違いがある。


ローイングにおいて重要な筋肉は色々あるのだが、わたしはそれらの筋肉の名前がいつまで経っても覚えられない。


トレーニングをするとき、

自分がどこの筋肉を使って どのように身体を動かしたいのかを明確にイメージするというのはとても大切なことだ。

ところが私はいつも「背中の真ん中あたりを使おう」とか、「おしりの筋肉を使いたい」とか、「肩甲骨から脇の下から腕までギュワーっと力を伝えよう」などとふんわりとした表現になる。


だれかと友達になりたいときには、まず相手の顔と名前を覚えるところから始める。

筋肉に協力してほしいなら、まずその筋肉の形と名前を覚えなければ。





主将の菊池文太さんは筋肉と会話ができる人だった。


ウエイトトレーニングに向かう車中では胸筋と会話し士気を高め、長距離UTを漕いでいるときには大臀筋と励まし合い、マネージャーには脊柱起立筋を見せつけた。


文太さんの身体は ひとり分の身体なのに、ひとつのチームだった。文太さんの脳みそと文太さんの筋肉たちのチームワークは凄まじく、シンクロ率は100%に近かった。



自分ひとりのからだに600人のチームメイトがいると思えば、自主練もそこまで悪くないのかもしれない。


(久慈川沿いで食べた子持ち鮎の塩焼き。魚の筋肉はおいしい。)




2年 関戸