ルートインBCリーグ 茨城アストロプラネッツの元ゼネラルマネージャーにして、現在はミルウォーキー・ブルワーズ国際担当スカウトをされている、色川冬馬氏が出版された著書を読みました。
以前、私がスポーツビジネスの講習を受けた方です。
タイトルは『たったひとりの独立リーグ野球改革』
独立リーグの話だけでなく、NPB・MLB・中南米・東アジアから西アジアに至るまでの野球を、選手・監督・GMとして経験された野球人の記録が紹介されています。
これだけグローバルに野球を経験した人は、他に聞いたことがありません。とても広い視野で野球を観ているのだと伝わってきます。
色々な野球界の裏話や、独立リーガーの実態、野球界での立ち位置等が書かれている一冊。
また、「マインドセット=目標設定」の大切さや組織論など、ビジネス書・自己啓発本としても読める内容でした。
特に、「大学で野球部に入ったが、1年間試合に出られない時間が無駄」という発想から、1年の夏前に退部。その後、アメリカのウィンターリーグに参加するという、新しい行動をされた話は衝撃です。私は今まで「当たり前」と思い込んでいました。方法は探せばいくらでもある、レールは一つではない!
その他にも、出てくる内容は、新鮮な内容ばかりでした。
この部分だけを読んでも、硬い頭を柔らかくしないと、新しいことは出来ないのだなと痛感する内容。自分を振り返ることができ、とても勉強になります。
就任前の成績が、7勝49敗3分のチームを改革する・・・・。勝率0.119。 引き分けを含まないNPBの勝率計算でも.125。【投手の打率程度の勝率】だったチームです。新庄監督初年度のファイターズを超える負けっぷりでした。
そのチームを、わずか数年で優勝させた手腕、気になりますよね!?(某YouTuber風にw)
まるで「スクールウォーズ」のようなスピード改革。ひと昔前なら、奇跡と呼ばれたでしょう。しかし本書にて、奇跡でなくしっかりした理論の上に達成したことを伝えています。
低迷しているチームを数年で強くする・・・・。ファイターズファンなら、「新庄監督の手腕と似ている」と思いませんか?
色川氏は、新庄が監督になる1年前に、既にこのチームの改革に取り組んでいました。考え方は新庄監督にシンクロする部分もあり、発想と行動力、信念の大切さが伝わってきます。
また、茨城アストロプラネッツからNPBに送り出した選手のエピソードも書かれています。
覚えていますか?かつてファイターズに【アレン・ハンソン】という選手が在籍していたことを!
そのハンソンが、アストロプラネッツからファイターズに移籍するいきさつ等も記載されています
つまり、ファイターズファンなら共感を持てる内容です。
読んでいく途中で、野球を観る世界観が変わる人もいるかも知れません。
ちなみに私は、興味深さから、2回読み返して現在3回目の途中を読んでいますw
まずわたくし自身が、世界観を変えます!!(笑)
ちなみに発刊講演イベントにも参加したのですが、ネタバレになってしまうので、詳細は控えさせていただきます。
ですが内容を少しだけ紹介すると、キーワードは【マインドセット】と【組織論】です!!(^^)!




