先日以下の記事を記載させていただきましたが、今回も経理の転職に関する記事です。
現在多くの企業で経理・財務人材の引き合いが増えていますが一方で求める要件は比較的高い傾向にあります。
事務系職経験者で経理として転職しキャリアアップを図りたいという方も増えていますが、経理は即戦力が欲しいという企業が大半なのでなかなか転職できないという現実があります。
■選ばなければ未経験で経理へ転職できるがタイミングも重要
まず、企業を選ばなければ未経験でも経理職へ転職することは可能です。
現在の転職市況では以前ほどではないにしろ経理未経験者(未経験とはいえ簿記2級合格しているレベルや知識がある)の採用募集はあります。
ただ、常に未経験OKの求人が出ているということでもないので、予め転職エージェント等に登録し、求人が募集されるのを見計らう必要があります。
■年齢が最も重要
未経験で経理へ転職と言うことであれば20代前半~中盤までが現実的なラインです。
前職での経験業務との親和性にもよるためもちろん一概にはいえませんが、30歳を超えてくるとほぼ不可能と言えるでしょう。
そのため、経理へ転職したいのであれば20代のうちに最低簿記2級は合格し、面接を受けておく必要があります。
また、なぜ経理へ転職したいのかという強い動機も必要です。
未経験から経理へチャレンジしたいという方は非常に多いため、他の人との差別化ということの1つとしてなぜ経理なのかというところはしっかり説明できるようにしておきましょう。
■会計事務所を経由して転職するという方法も
会計事務所も以前ほどではないにしろまだ売り手市場が続いており、未経験者を受け入れてくれるところも存在しています。
そして、会計事務所での経験者(各種決算含)を採用している事業会社も多いことから、会計事務所で修業して事業会社へ転職するということも可能ではあります。
ただ、会計事務所は基本的に税理士資格取得を目指す人が多いのと会計事務所と一口にいってもやっていることは事務所ごとで異なりますし、取り扱うクライアントの種類によって得られる経験が大きく変わってくるのでしっかり情報収集してから転職しないと痛い目を見るので、会計事務所に強い転職エージェントなどからしっかり情報収集されることをおすすめします。
また、経理じゃなくて、そもそも会計事務所でキャリアを伸ばしていくというのも有りな選択肢ではあると思います。
手に職がつくのと、なんだかんだ税務需要はまだ高いです。
なお、こちらのケースでもどちらにせよ年齢はある程度若い必要があります。
■経理未経験からでも転職は可能であるが覚悟は必要
年齢が20代であれば経理へ転職は未経験でも可能です。
30代だとかなり厳しい(完全未経験の場合)ですが、前職での経験知の親和性にもよるので、エージェント等に相談してみると良いでしょう。
いずれのケースにしても、そう簡単ではありませんので情報をしっかり取得し準備して転職活動に臨んでください。