先日企業の人事担当者の方や転職エージェントの方とWeb会議をする機会があったのですが、経理・財務系職の方の求職者がなかなか集まらず困っているというお話をしておりました。

 

1つの企業にそう何人も必要な職種では無い一方で、いないと結構大変なことになる職種なので、採用したいときに採用できないとまあまあ悲劇です。

 

特に現在ベンチャーではなかなか経理人材が採用できず困っているお話を聞きますので、転職をお考えの方はたくさんの求人に巡り合える時期だと思います。
※業界によりますが。

 

しかし求職者が集まらずに困っているという一方で、採用要件は結構高いです。

 

例えばベンチャーであれば、一人で日常経理から月次・年次決算、監査法人対応(IPO準備企業であれば)までできることが求められる上に、経理業務フロー整備なども必要となるので結構しんどいうえにスキルが求められます。

また、その割に年収は意外と低く、高くて600万円ぐらいというのが相場となっています。

 

また、求人票には経理業務のことしか書いていないのですが、入社するとなんだかんだ労務に近しい業務や総務に近しい業務も降ってわいてくるので注意が必要です(※そんな企業ばかりではありませんが、そういう企業もあるということです)。なので、警戒して応募が集まらないというケースも多々あります。
求人票にしっかり安心・安全をアピールしておくと応募率が少し高まります。

やはり経理系の人は警戒心が強く、どちらかと言えば保守的な志向の人が多いですので。

 

そのため、求職者視点で見ると、ベンチャーに限らないのですが求人を探す際は経理に強い転職エージェントを利用することをおすすめします。ダメなエージェントを利用すると逆効果ですが、しっかりやってるところであれば、内情とかも結構把握していて裏話とか聞けるので、ミスマッチが減ります。

※転職エージェントをお探しのケースでは士業JOBというサイトで経理におすすめの転職エージェントを紹介しておりますので、こちら是非ご参考頂ければと思います。

 

ただ、ベンチャーへの転職の場合は、入社後に大きく状況が変わるケースもあるので、入社から数年後どうなっているかといったことは運の要素も強いです。

 

大手であれば状況が変わらないので、エージェントさんからの情報はかなり役立ちします。

 

なので、経理のひとで今、もしくは先々転職を考えているといったケースでは、エージェント利用を検討してみてください!

 

なお、2020年は経理の求人はかなり減少し、転職しようにも応募先が無いという状況が続きましたが、2021年に入りなんだかんだ伸びている企業も多いことから、管理部門の強化に伴う採用強化はかなり増えています。

 

一般的な経理から経営企画に近しいポジションまで様々あるので、あえて逆にいま転職活動をしてみるというのも良いでしょう。

 

なお、経理未経験だけど経理にチャレンジしたいというケースではなかなか求人が無い状況ですが、会計事務所では現在未経験者を採用する動きもあるので、そちらのルートから経理を目指すというのも一つの手と言えるでしょう。