暦の上では冬ですが、温かくていいお天気が続きますね。
この時期になると、私は
本格的に、ウォーキングを始めます。
ノルディックウォーキングといって
専用のポールを使ってのウォーキングを
主に行っています。
私は、エアロビクスやマシントレーニングのインストラクターを
長年やっていましたので
単調な動きのウォーキングは、好きではありませんでした。
けれども、腰痛と股関節痛に悩まされていたとき
ポールを持って歩くといいと聞き
半信半疑ながら、始めてみたのです。
ウォーキングしながら、感じたことは
「とてもココロが落ち着くわ。
これって、動く瞑想になるじゃないの!」
そして、調べてみると
ウォーキング瞑想とか、マインドフルネスウォーキングなどと言われて
私の知らない世界で、すでに存在していました。
健康的で、アクティブな面にばかり目を向けていた私ですが
歩きながら、静かにココロを落ち着かせ
カラダに気づきを広めていくという
このやり方に、すっかり夢中になっていったのです。
ウォーキング瞑想は
いつでも、誰でも、簡単にできますし
細かいルールを気にしないでできます。
ご紹介しますと
<はじめは、足の動きに注目する>
足の着地や踏み出しを意識したり
股関節やお尻の動きに注目してみます。
<カラダ全体の感覚に注目する>
次に、背中や腕の動きに意識を向けましょう。
カラダの軸がブレていないか、目線や頭の位置などにも気を配ります。
カラダのどこかに力が入っている感覚、抜けている感覚を感じたり
風が頬をなでる、皮膚感覚などにも注目します。
呼吸にも意識を向けると、呼吸とともに動く
お腹の動きに気づくかもしれません。
<五感に気づきを広めていく>
全身の意識が敏感になってきたら
視覚、聴覚にも気をつけてみます。
紅葉を楽しんだり、それまで気づかなかった鳥の声
木々のざわめきも聞こえてくるかもしれません。
五感をフルに使って、歩く瞑想をしてみます。
特別に時間がとれなくても
買い物に出たついでに、カラダに意識を向けてみるとか
犬の散歩の途中で、ちょっと周囲へ気持ちを向けるだけでいいのです。
無意識に動かしているカラダに意識を向けて
「今、この瞬間を体感する」
ということができるだけで、十分なのです。
軽い運動は、セロトニンやノルアドレナリンなどの
ホルモンを分泌させてくれますので
ココロもカラダも、調子を整えることができます。
今は紅葉がとてもきれいです。
近くの公園のイチョウの木の下を
ゆっくりと歩いてみるのもおすすめですよ。