ヒロシ「うん、男の子の子供がいるんだ。ごめんな。こんなにあんずの事好きになる前に言うべきだった!俺最低だよな!あんずにこんな俺は合わないよ!」
確かに合わんな。
あんず「今は結婚してないんでしょ?いいじゃんそれなら。私は結婚なんて求めないよ。」
ヒロシ「結婚出来ないんだよ!子供も作れないんだよ!あんずはそれでいいの?」
いいに決まってんだろ(笑)
あんず「うんいいよ。」
ヒロシ「あんずはまだ若いから分からないのかもしれないけど、結婚出来ない男と何年も付き合ってたら時間の無駄って絶対気が付くよ。」
あんたのお陰で時間の無駄遣いせずに済んだよ。
あんず「ヒロシもまだ全然若いよ。それより私の為私の為って言うけど、ヒロシはどうしたいの?」
あんずと悲しい別れをして悲劇のヒロイン演じたいんだって!
ヒロシ「今までで人をこんなに好きになった事ないぐらいあんずが好きだよ。だからあんずの幸せを思うと俺といたらって考えると苦しくなるんだよ!正直どうしたらいいか分からないよ!」
どうしちゃったんだろうね、この人は・・
いよいよあんずもヒロシの舞台に入り込んでしまった(爆)
あんず「お互い好きなのに付き合えないなんて辛いよ!そんなのヤダよ!」
大丈夫だ、あんず。驚きのスピードで大好きな彼氏が出来るから♡
ヒロシ「ほんとごめんな、俺が全部悪いんだよ。あんずは何も悪くないのに、こんなに辛い思いをさせて、ほんとにごめんな。」
そりゃそーだ。
あんず「私達どうなるの?別れるなんてヤダ!」
いやいや、別れて大正解!
ヒロシ「でも俺あんずを幸せに出来ない男だよ。だから一緒にいるべきじゃないんだよ。」
あんず「わかった。私達は別れる運命なんだね。別れるしか道はないんだね。」
そうそう、幸せが待ってるから♡
彼の車の中で、お互いロミオとジュリエットばりに抱きしめ合い、その日でほんとに別れた![]()
翌日も私の中ではまだ舞台の上にいた為、当時OLだったあんずは、初めての辛い失恋で頭が真っ白で、自転車で出勤途中停まってる車に激突し、破けた服、傷だらけ、血だらけで会社に着いた。
痛い痛いと泣くあんずを、先輩達が大慌てで処置してくれた。
幸い、どこの傷も見た目程ではなかった。
この時「何かあった?大丈夫?」と、真っ先に声をかけてくれた上司が、10年サイクルで本気で好きになった男第1号である![]()
その日の夜、ヒロシから別れたと聞いたマユミとナオユキがウチに来てくれた。
朝、手首も怪我をして先輩に処置してもらったとこを、自殺未遂したと勘違いしたマユミが顔面蒼白になっていたのを今でも覚えている。
ヒロシに色々聞いてた二人も勿論、ヒロシの舞台に入り込んでいた為、
マユミ「こんな悲しい別れはないよね(涙)本が出せるぐらいの悲しい別れだね!」
出せねーよ(笑)
ナオユキ「あいつバツイチで子供がいた事、何で俺にも内緒にしてたんだ!あんずちゃんと付き合う前になんで言わなかったんだ!」
マユミ「ほんとだよね!あんずをこんなボロボロにさせて最低だよ!一言文句言わないと気が済まない!電話する!」
で、何故かまた4人で会う事に![]()
今度は4人での舞台(爆)
しかも何故か土手!!土手よ?
何を話したか殆ど忘れたけど、主にヒロシが悪者で、ほんとはヒロシに新しい女が出来たのではないかという疑惑まで持ち上がって、結局はそんな女はいなく、最後の幕は、
あんずが可哀相な悲劇のヒロイン扱いされ、彼の思惑はまんまと外れ、最低男扱いされ幕が下ろされた![]()
数週間後、ヒロシは未練タラタラで毎日の電話と、あんずの会社の送り迎えをした🚘
しかし、あんずはこの時既に職場恋愛で大好きな彼氏がいた![]()
にも関わらず、ヒロシは「俺達結婚しよう!」って(笑)
バカ過ぎだろヒロシ![]()
それから少しして、マユミとナオユキと3人で呑んでる時に、3人は気付いてしまった・・
『ヒロシは悲劇のヒロインになりたかったけど、私達にヒロイン潰しされた男』だと![]()
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