姫と天使 続 | さやみる推しのNMB妄想小説 別館
「ゆーりー保育園のお弁当箱はー?」

「出したよちゃんとー」

「えーどこ?」

「けいがあらってた!」

「えー?」

恵と付き合い初めて3ヶ月
特に今までと変わりなく経過してる
元々幼なじみやし今更なにか大きく変わることは無い
ただ昔みたいに一緒にいる時間は長くなった
私の家に泊まることも多くなってきたし
半同棲?的な感じかな


「ただいまー」

「おかえり」

「ゆーり寝た?」

「ん?うん寝ちゃった」

「そっかー
せっかくゆーりの好きな
ガチャガチャ当ててきたのに」

「ちょっとそんなんやってきたん?」

「だってゆーり喜ぶやん
近くにいた子供とも仲良かったで」

ホンマに成人の男性なのか
なんか不安になる
でも数年前、ゆーりがこんなふうに寝ることはなかった
私を守らないといけないと子供ながらに
しがみついてくれていた
結婚していた時は彼の束縛で
恵に会うことはほんどなかったし
ゆーりもこんなに懐くなんて…

「恵携帯なってんで」

「あーなんて書いてる?」

「いや自分で見たらええやん」

「今手が離せない」

「もぉ…」

携帯を開くと女の子からで
少しドキドキして開いたら


最低!もういいわ!


「?
なぁ、恵!女の子からLINEでなんか怒ってる」

「あーそうなんや
無視しといて」

「いや、なんでこんなふうに」

悪いとは思ったけど
トークを見てみると
どうやらこの子は恵に気があるみたいで
遊びに誘っているが恵は全部断っていた
しかも普通に私とゆーりのこと出てるし
向こうの子は
そんなおばさん相手の何がいいのって
まぁ私もアラサーやけどさ…
それに対して恵が

彼女のよさは俺が分かればええねん
もう付きまとってくんな興味無い

そんな冷たい内容
そんな恵を見た事はない

「なぁ、恵
私、よりさもっと若い…」

「LINEみた?」

「あ、、、ごめん」

「はぁ…ごめん嫌な思いさせたな」

「いや、そうじゃなくて」

「俺は年齢で付き合うんじゃなくて
朱里とゆーりといたいから
付き合うんやで」

「恵…」

「朱里…」

頬を撫でられて目を瞑る
優しく合わせられる唇
昔は知らなかったなこんなに愛があるって
軽いキスが何度もされ
もしかしたら今日…なんて思った時

「…ハハッ愛してんで朱里
さて、洗濯物回してくるわ」

「…」

恵は…なんで私なんだろ
好きとは言うてくれる
愛情表現も沢山してくれる
でも、、、体を重ねたことはまだない
もしかしたら昔からの仲で安心で…?

「もぉ、、私が欲求不満みたいやん…///」

「朱里?どした??」

「んーんなんも無い」

「あーそういや
おばちゃんがゆーりと明日1日遊びたいって
俺朝おばちゃん家までおくるわ」

「え、ママが?
てかなんで私じゃなくて恵に…」

「ハハハッバイト先に近いしな
寄ってくれてん」

「絶対恵と話したいからやんかぁ
てか朱里が送るから」

「ええって休みやろ?
俺ちょうど寄るとこあるし
寝ときや」

「家帰んの?」

「ん?あー」

「朱里映画見たい」

「おっけーほんなら一緒に見よか」

素直に一緒にいたいって言えない私
ほんとにいい歳して可愛くないし子供





「朱里おはよ」

「ごめん、寝てた」

「ええってゆーりはおばちゃん見てくれてるから
ご飯できてるし
映画も借りてきたから」

「えー一緒に行きたかった」

「大丈夫、見たいのこれやろ?」

「…あ、、うん」

「よっしゃーきたー」

無邪気に笑う恵

「あ、朱里…」

「え?…ンッ」

「ご褒美」

微笑む彼に少しドキッとした
彼は私にドキドキしてくれてるのかな


「いやぁ映画よかったなーー」

「うん」

「朱里?」

「なぁ…恵」

「ん?」

「私のこと…好き?」

「へ…?」

「何よその顔」

「いや、、なんで急にって言う」

「別になんもない」

「好きに決まってるやん
えーー不安になったん?
可愛い朱里ちゃーーん」

「ちょっ…重い!」

「可愛いー」

「ちょ、ンッ…だからちょっと…ンッ」

顔中にキスされて満足そうな顔
また離れようとする
でも、、今は

ギュッ

「…朱里?」

「もっと…」

「ッ!?///」




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