結局アンタやねん | さやみる推しのNMB妄想小説 別館
「あ、おはよ」

「おはよ、ありがとーね?」

「体調はどう?」

「うん、寝たら治った!
ホンマにありがとう」

「ええよええよ
じゃあ...あ」

「ん?」

「やっぱりまずい、かな?
恵とのこと色々」

「あー別れた」

「え?」

「別れたって
だから気にせんとって」

「別れたって...え?」

「別れるって言うたら
分かったって
ホンマにアイツなんなんやろな
好きでもないやつと付き合うとか
ホンマに最低や」

「朱里ちゃん...」

「ほら、学校行こ!」

「...行けるわけないやろ」

「岸野くん」

「朱里ちゃんはそれでええの?」

「...ええもなにも
別れたんやから」

「ええの?」

「...少し、少しは
止めて欲しかった
あんなにあっさりと...
朱里のこと...捨てれるなんてっ
知りたくなかった」

「...朱里ちゃん
俺のこといくらでも使って
寂しくなくなるまで
辛くなくなるまで
俺を使ってや
大丈夫やからさ」

「岸野くん...」





3週間後

(10分休憩ー!!)


「あっちぃ、タオル...あ」

手を後ろにやっても
なかなかお目当てのタオルは
来なかった
少し前まではアイツが...

「わりぃタオルちょーだい」

(あー恵先輩!今日遊んでください)

「おーええよええよ」

(やったー先輩の本命候補に
なれるようにがんばりまーす)

「候補...?」

(アカリンと別れてー
みんな本命になろうと必死なんですよー?)

「...おぉ、別れた...か」

(アカリン岸野先輩とええ感じやし)

「へ、へぇ...」

余計な事言わんでええねん
このブス...

里香とええ感じか
何やねん俺だけみたいなん
言うてたくせに
あれ?てかなんで別れたんや?
家誘っただけやんな?
あ、でも直前になんか連絡が

履歴を見てみると


熱でちゃって
動かれへんねん
一緒に帰って欲しいねんけど
無理かな??



あ...なんやこれ
このメールに返さんかったから
朱里はキレたんか
てか迎えに来て欲しいなら
もっと連絡よこせよ
なんで俺が怒られなあかんねん!

...でも俺が悪いんよな