君だけを守りたい | さやみる推しのNMB妄想小説 別館
楽曲リクエストで、
つるの剛士さんの「君だけを守りたい」
という曲をさやみるきーでお願いできますか!?
彩ちゃんが男化、みるきーは女のまま
みるきーに対し一途な彩ちゃんが、
みるきーを必死で守る!
って感じが見てみたいです!!
#あーちん小説








「だから大丈夫って言うてるやん!」

「ダメです!」

「彩のアホ
出てって!!」

ずっと城に閉じ込められてる
お父様もお母様も
危ないからって
外に出してくれない
なら護衛の彩に頼もう
そう思ったけど
結局ダメやった
みんなケチや
そうや、ならっ!!



「ちょっと言いすぎたかもしれない
確かにずっと部屋の中も嫌やんな...」

コンコンッ

「美優紀様
実は...ッ!!!」

部屋に入ると美優紀様がいない
しまった...
急いで馬に乗り外へ出た
必死に走らせて探し回るが
美優紀様は見当たらない
この当たりには山賊がいる
まずい...捕まりでもしたら
時間はどんどん過ぎる

青空がある限り風は時を運び
勇気がある限り夢は叶う

それが俺の師からの教え
だから大丈夫
馬を走らせていると
怪しい塊

「おいっ!止まれ
っ、美優紀様!!」

「彩っ!!」

(ハハッやっぱりええ所のお嬢か)
(こりゃいいのが手に入った)

「美優紀様を離せ!」

(悪いなぁ金次第や)

「屋敷に戻ればある」

(待てねぇな)
(そや、その刀それで手を打つ)

「これは...」

(ええんか?この女死ぬで?)

「っ...分かった」

「彩!アカン!
それは彩の父の形見やろ!」

「いいですから
ほれ、これで」

(あーついでに俺ら
鬱憤溜まっててなぁ
吐かせてもらうぞ!!)

「グハッ!!」

「彩!」

「来たらダメですッ!
離れてて」

山賊達は散々殴って
やっと開放した

「彩っ、ごめんなさい
勝手に外に出て
大切な刀も出させて
ごめんなさい、ごめんなさいっ」

「...怪我ないですか?」

「うんない」

「そうかなら良かった」

「彩っなんでなん
こんな私なんかのために
護衛はそこまでするん?」

「護衛だからじゃないんです
私は...美優紀様が好きだから
美優紀様だから...」

「え...?」

「あなただから
あなただけを守りたい
この命に変えても
誰よりも何よりもあなただけを
守りたい...
いつまでもどこまでも
あなただけを守りたい...」

「彩っ...彩ぁぁ」

「美優紀様...
これからもずっとそばに
いさせてください
あなたを守りたいんです」

「うん、いて?
彩、ずっとそばにいて?
私だけを守って?」

「...御意っ」

「...彩」

「はい」

「...私
守ってもらうのに
彩になんにもあげられへん
だからせめて...」

「ンッ...美優紀様っ///」

「彩に私の初めて
全部あげる...」