実は彼女ができまして | さやみる推しのNMB妄想小説 別館
授業が終わり
帰路につく
その途中で中学の友達からの
LINE
久しぶりに話そってことやった

(待ってるから!!!)

「っ…どうせまた」

俺はOKを出した


友達とファミレスで色々話した
そこから友達の最寄りから歩き
電車に乗って帰った
今日は自分の最寄りから帰りたくなかったから
君がいない駅に行きたくない
また、突きつけられるから現実を






(みるきー今日休みなん?)
(風邪らしいで)
(えぇヤバイやん)

風邪で休み、か
大丈夫かな
これはただのクラスメイトとしての
心配や
俺には関係ないんや
そう思って手元の漫画に目を戻すと
黒い影が
顔上げたら渡辺さんとよくいる
山田さんやった

「ちょっと来て」





「あの、なんですか」

「怒ってんの?」

「何のことか…」

「みるきーに怒ってんの?」

「…別に、俺には関係…」

「逃げんとって」

「っ、怒ってますねまぁ」

「みるきーの話聞いた?」

「言い訳なんか聞きたくない」

「男ならさ言い訳でも聞いたりぃや
みるきー認めてへんやろ
アンタをゲームの対象にしたって」

「でも現に…」

「たしかに昔は共犯として
おったけど
ホンマはみるきーはしたかった
わけちゃうから」

「…話だけでも聞いたったら」

「山田さんには関係ないでしょ」

「ないなぁ
でも、許されへんねん
みるきーがなんで風邪かわかってる?」

「え?」

「昨日アンタを駅で
ずーーっと待ってたからや」

「…うそ」

「私が行かんかったら
もっとおったんちゃう?
でもアンタが来るって信じてた
悲しそうやったで

アンタは被害者として
おるんか知らんけど
今の聞いてもまだ
みるきーの話聞かへんのなら
私はアンタを一生許さへん
そんなん人間のクズや
じゃ」

山田さんは言うだけ言うて
帰っていった
俺を待ってた?
寒い中ずっと一人で?
そんなにして何を言いたい?
俺は…



君の話が聞きたい