実は彼女ができまして | さやみる推しのNMB妄想小説 別館
渡辺さんの家まで来た
するとクラスのやつらが
いっぱいいた
マスクをして玄関で話す君
俺があんな風にしちゃったんや
苦しそうやな…なんだか
俺がそうしたんや
君のこと

自信がなくなった
俺、君に会える?
たくさんの友達がおる
昨日傷つけたきっと怒ってる
このまま消えた方が
お互い幸せなんちゃう?

「帰ろ…」


(あれー?山本ちゃうん!?)
(うわ、なに?見舞い?)
(まだ勘違いしてるん?)

見つかった…

「違います
失礼します」

走ろうとしたら
後ろから熱いものに止められた

「行かないでっ!」

「渡辺…さん?」

(みるきー何してるん?)
(どーしたんよ)

「ごめん皆帰って…
山本くん来て」

腕を引かれて
家の中に
そして渡辺さんの部屋に

フラッ

「あぶっね…大丈夫ですか?」

「ご、ごめん」

「立てないですか」

「ちょっと…」

「急に走るから…よいしょっ」

「うわっ!下ろして!下ろしてっ!」

「じっとして落としますよ」

「…」

ベットに寝かせたら
大人しくなった

「力あるんや」

「渡辺さん軽いから」

「…そんなことないのに」

「軽いですよ」

「…」

「…」

「会いに、来てくれたん?」

「山田さんに言われて
昨日ずっと待ってたって
ごめんなさい
風邪までひかせちゃって
本当に…ごめんなさい
渡辺さんがゲームじゃないの
分かりましたから
許しますから
無理しないでください
お大事に」

ギュッ

「ちょっ///」

「行かんとって…」

「え?」

「最初は確かに
ちょっとからかいたかっただけ
その時のことは謝る
それに傷つけた
誤解でも傷つけた」

「もういいですよ」

「よくないっ!
ホンマにっごめんなさいっ」

涙を流しながら謝る君
体が熱くなる
君の熱が移ったのかな?

「渡辺さんは優しいですね
泣いてまで謝らんでもええのに
俺みたいなヤツに嫌われても
渡辺さんには友達が…」

「嫌いにならんとって」

「渡辺さん?」

腕に抱きつかれていたのが
ベットのふちに座る
俺に抱きついてきた
めっちゃ熱い
すごい高い熱あるやん

「どうしたんですか」

「私は…好き
山本くんのこと」

「え…それは
もちろん友…」

「恋愛感情じゃ…迷惑?」

「いやっ…その、からかわんとって
くださ…」

「やっぱり信じてくれへん?」

「本気…?」

「うん」

「えっと…その」

「嫌ならええねん…
傷つけちゃったし
私のこと嫌いなら…」

「好きやでっ!!!」

「え///」

「お、俺は本気やから
だ、だから!
その、渡辺さんが冗談なら
今すぐやめてく…ンッ」

「…よかった、両想い」