サイコパス（アニメ）

制作発表から気になって、録画してたものの見てなかったやつを一気見しました。

４話くらいでやめたのは想像できすぎたから。
エウレカと同じく、なんかリスペクトが強すぎて
あらゆるしかけとインテリ感あるドラマにはぐっとくるんだけど、
ちょっとね。過去作品への愛と気遣いが深すぎて、なんか見る人は置いてきぼり感というか
単純に面白くないと思ったのです。」

で暇つぶしに見直したら、まあやっぱ面白くないわけ。
絵は超きれいで、キャラクターも全体的に悪くないし、
正当派感はあるから見れるけど、必然がない。。。

でも、らすと5話で化けますね。
そういうとこもエウレカに似ている。
最後の最後でのオリジナリティ。
リスペクトのすぎる、背負いすぎてる作品はそういう傾向にある。

２はどうかしら？

コンプレックスがしんどい漫画

タイトルの通り、登場人物のコンプレックスはもどかしくて、
読んでてしんどい漫画が大好きです。

なんだろうね～「痛い！でも読んじゃう！！」みたいな漫画が大好きなのね。
友達とか好きな人のコンプレックスも結構好き。
「あぁ、これが気にしてるとこなんだ」ってわかるとドキドキしてしまう。
もちろん私自身にも劣等感はたくさんあるんだけど、「人の」劣等感って何か興味あるし、
好意のあるなしは大きいけど、それでも好ましいんだよね。

そういうわけでコンプレックスがしんどい漫画。弱さが愛おしい漫画。
あれ、この話前もしたっけ？

まず日本橋ヨヲコ。ああ、もう痛々しい！登場人物あんまり愛せない！
でも意外と好き！（ツンデレ的なね。もしかして自己投影があるの？）
弱さと汚さと自己愛と…そしてまた弱さ！
オチも大体良い。見ようによってはハッピーエンド？みたいねね。

そしてひぐちアサ。「ヤサシイワタシ」の胸くそ悪さときたら！！！
ヒロインみたいなやつ、いるいる！そしてそれを受け入れてしまう普通に良い人に対する嫌悪感。
を上手く漫画的な要素でまとめる。うまく「いやいやフィクションですよ～」って後半で、
っていうイメージ。（あくまでイメージ）

BLっ気が強くなってしまいますが、ヤマシタトモコなんかも。
「BUTTER!!」最高です。あああ、痛々しい。
思ったこと全部口にしてみてもなお、払拭できない中二感の表現がたまりません。
弱い！でも愛せる！
なんせ性癖と普通の人間らしさの葛藤の描き方が良い。
「恋の翼？」みたいなタイトルの短編集（BLが残念）のライトマゾの話もよろし。

性癖によってしまいますが「変ゼミ。」もいいのですよ。
ド変態漫画のイメージが強いですが、パーソナリティの描き方がとってもリアルでいい。
市河さんとか、もう、イライラしてキュンキュンしちゃいますね。

時点としては小川彌生さんとかもそっち系だと思う。
大人の女性向け漫画、ということで綺麗に納めてしまってるけど、
弱さ、汚さのリアリティがすごく感情移入しちゃう。
スミレちゃんの性格大好き！

最近はそれを題材にしてる漫画も多いんだけど、それはちょっと違うんだよなあ。
わかりやすい身長コンプレックスでいうと、ハル×キヨとか、富士山さんは思春期とか。
萌えまで昇華させるとあざとく感じてしまうというか…いや楽しく読んでんだけどね。

そういう意味だけじゃないけど「聲の形」とかは今後の展開が気になりますね。

おすすめのコンプレックス漫画、求む！！

ベイビーステップ（勝木光）

う～む、いつ読んでも熱い！！
このくどくないのにグッとくる感じなんだろう。
こんな主人公が大人びて論理的なスポーツ漫画ないよなあ。

キレたり、いきなり悟ったり、しないよね本当は。
今までスポーツ漫画がスルーしてた部分、親の説得とか勉強との折り合いをしっかり書いてる。
私はスポーツしないし、才能もなかったけど、もし何かこれはできる！
ってのがあったらこれくらい悩んで考えて、それ以外もちゃんとしたいなあ。

エーちゃんが、スケジュール見て思わず泣いちゃうシーンと
プレゼンのシーンは何回見ても泣ける。
ステージは違っても、近い思いをしたことがあるんだ。
気持ちがすごくわかってしまう。
こんな真っ当で、一生懸命なこども欲しいわ。

アメリカ38万円のあっさりさもリアル。
そうよね、設定的に中流家庭で理解ある両親だったら、
こどもが頑張ってて、それなりに成績出してたらそれくらいっていうね。

こういう生々しさはこれまでの少年漫画にない！
あと、考えをそく図式化する修正！！
間違いなく何の業界でも宝ですね。テニス以外でも大成する可能性半端ないよえーちゃん！！

ヒロインのなっちゃんもひっそり自分のコースを歩んでて好ましい。

スポーツで大成した人が全員、その一つの道しかなかったわけではない、
エーちゃんみたいに、何か犠牲にしたものがあるんだろうな～って思える。

良い漫画ですね。
主人公以外のキャラクターも地味で好ましい

キルラキル（アニメ）

うおーー！グレンラガン大好きだから絶対はまると思ってたけど案の定！！
いい具合に熱い！そして同時にゆるい！
裸の人とかふざけた格好の人多いのにしっかりシリアスなのがすごい。

コンセプトの独特さ→展開の自由さ→細かいクリエイティブの丁寧さ
これって、多分色んな企画に通じる「面白さ」のような気がする。
理屈とひらめきのバランス大事。

キャラクターがいいんだー
みんな可愛い！って思えるアニメってストーリーもいい感じなことが多い。
キングゲイナーとか、ガッチャマンクラウズとか！
あとタッチも私好み。
前述の２つとか、エウレカとか、ターンAとか、ガンダムUCとか
初代TVのルパンとか、あのくらいのデフォルメ感好き。
アニメらしいんだけど、萌えにより過ぎてない感じね。
そして無駄なラブコメがないのも高ポイント。
（ないと寂しいから苛先輩には和んだ）

あと声優もいいね。流子も皐月もいい感じにアニメらしくて。
やっぱわかってんな～。展開の早さもいい。

あんま複雑すぎなくていいんだ、アニメは！
熱さと、ちゃんと落ちる最終回があれば。
どこがすごい！と思ったかとかはそんなにないんだけど、
勢いで全部見れる感じ、本当に大切。