囚人リク（瀬口忍）

いいなあ。続きが気になって仕方ないね囚人リク。

尊敬できるわ漫画の人なのに。架空の性格なのにね！
ベタなストーリーなのに、展開は予想できるのに、
展開が予想できない？というと意味分からないけど。

エピソード内のストーリーは安心の熱い展開なんだけど
漫画としての展開が読めないからわくわくする。

そんで絵が上手い。
キャラクターもいい感じにベタで心地よい。
架空の程度も丁度いいのかも。
感情描写もすごく好き。ためとか表情とか、妙にリアリティがある。
息づかいがいいのかも。あきらめそうで、
小さなきっかけで何かをとりもどすその感じに感情移入しちゃうね。

とにかくリクが正しくていい。
ザ／少年漫画の主人公なのに、うっとうしくないのはなんでだろう。
幼さゆえの純粋さがなぜかわざとらしくなくて、
そう感じる私もこどもの強さを信じてるのかもしれない。

大東京トイボックス（うめ）

小説以外の話が相次ぎますが。

納期とこだわりの折り合いとか、風潮とやりたいことのズレとか、
すっごくリアリティがあってめちゃくちゃ共感してしまう。
太陽さんと月ちゃんの関係も好き。いつの間にかくっついてる！って感じが新鮮。
何かと照れる二人がほほえましくてもっとちゃんと見せて～とも思うんだけど。

ゲーム（懐ゲー、しかもRPGオンリーだけど）好きだから
諸々の背景が想像しやすいっていうのもあるのかも。
リアリティあるのにわりと壮大な話につながっていったりするのもワクワクした。

取材のキチンとしているマンガはいいなあ。小川彌生先生とかもだけど。
最終巻出てるのに昨日気づいて急いで読んだんだけど、終ってしまうのが寂しかった！
でも最後の終り方もなんとも好き。
ハッピーエンド気持ち良いし、スタッフロールとか燃えーー！！ってなった。

いや～ロマン溢れる。仕事頑張ろうと思える！

トータルリコール（映画）

久しぶりに内省的な気持ちになって、割と落ちていたのですね。
そんでアホみたいな話ですが、「映画　元気になれる」みたいな感じで検索してみたのです。恥ずかしい！

でもいくつかおすすめを調べても、特に興味の湧くやつが見つからず。。
で、とりあえずシュワちゃんの出て来るSFアクションでも見よう！と思い、「トータルリコール」を借りたところ、？！コリン・ファレル！！リメイクの方だったんか！？出だしの感じ、えらく最近ぽいと思ったよ。。
ま、いっか～でもこれオチなんとなく知ってるんだよね～夢オチなんでしょ？と冷やかな目で観ていて2時間後。。

夢オチちゃうんか！！！なんだその偽情報。
え、奥さんは普通に敵だったの？もっとちゃんと観たら良かったよ。
途中から「あれ？これほんとに夢オチなの？」っていう疑問がわいて来たため、
いよいよ実際の記憶と作られた記憶の区別が曖昧っていう謎のメタ現象が発生し、
それはそれで楽しめたんだけどね。
まあそもそも観てる人も惑わせる感じに作ってる？のかな？思い込みが強すぎて
イマイチ映画の意図してることとか伏線が読み取れなかった気がする。

先日丁度SR（代替現実）の藤井先生の講演を聴いたばかりだったので、
非常にタイムリーでした。
「今」しか信じない、の「今」ってなんなんだっていう、
思い込み（＝脳内での現実）で人は完結できてしまうんじゃないのかっていう。
現実ってなんなんだ。プラス思考ってなんなんだっていうところで、
割と最初の落ち込みの解決に繋がるかも？という結果オーライ。わーい。

フィリップKディックの原作の内容も自信なくなってきたから今度読もう。。

鋼の練金出師（荒川弘）

いやーこの国民的漫画。ほんと素晴らしいと思うんだよ！！
最っ高によくできてる。すべて納得いくし伏線も回収してるし。
こういうちゃんとした漫画が評価されるっていいよね！！！

言うまでもないんだけど、ほんとすべてにおいてバランスいい！
熱さを正しく見せる技術はセンスとしかいいようがない。
昔（SFC時代）のRPGみたいな、シンプルなドラマと想像力を掻き立てるキャラクターが
最高にいいんですよ。。能力もかっこいい上にややこしくなくて。

はがれんと、結界師はこの時代の最高の少年漫画だと思う！！！
正当に評価できるのはほんとこの二つ。
ヤンキー漫画も大好きだけなんだけどやっぱ主観によっちゃうしね！

少女ファイト（日本橋ヨヲコ）

はい！日本橋ヨヲコ。いいよね～

このヒトの漫画は本当に、人間関係とそれぞれの背景の描き方が丁寧ですね。
女性作家はそういうのが上手い人が多いと思う。
小川彌生とか、高橋留美子とかアガサクリスティとかもそうなんだけど、
男性作家の作品を読んでばっかりのときに読むと特にはっとさせてられるんだよね。
それぞれの事情を描きつつ、だらだらしない、ストーリーとしての面白さを保ってて。

キャラクターの心情の変化の描写にいつも心震える。
台詞も気障じゃないのに超印象に残る。
見てられないような残酷なこともどんどん起きるけど、不快じゃない。

とんでも設定なのに、なんしかリアリティがあるのはそういうことなのかな。

後、絵も好き。
基本的に、ジョジョとか、入江亜希みたいな描きこみのすごい美しい絵か、
手塚治とか、宇仁田うみとかみたいな少ない線でしっかり正しく描いてる絵が好き。
どっちも骨格はしっかりしてるなあ。

とにかく展開に目が離せない、キャラクターみんな愛おしい。

少女ファイト(1) (イブニングKCDX)/講談社

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