La Paz Wilde Cigarillo ラ・パズ・ワイルド・シガリロ
Pazとはスペイン語でPeace:平和を意味する言葉ですが、La Paz
(ラパス)は南アメリカ中部にあるボリビアの政府がおかれる都市名
でもあります。
古くはインカ帝国の一部で、1535年にスペイン領となりますが、
1825年に独立。国名は独立運動を指導したボリーバルにちなみます。
葉巻と縁のある街の名ですが、これが銘柄名の由縁でしょうか。
WILDとは葉巻の先端をわざと切り揃えないという、珍しいカット法の
ことを言うようです。
外側の葉にインドネシアのベスキ産の高級葉を使い、中身の葉である
フィラーにはハバナ産をブレンドしているとのことです。
本体からは強めの獣香がします。
凸凹した表面ですが最大の特徴は、先端にラッパーがなく、中身の
フィラーが剥き出しになっていることでしょう。
葉巻の先端5㎜ほどで、中身であるタバコ刻みが剥き出し状態に
なっており、さらに先端1センチほどからフィラーを束ねるバインダーが
丸見えです。
葉巻は一般に中身のフィラー、バインダー、外側のラッパーと3層構造
ですが、一見してその様子が分かるという珍しさです(笑)
そのためポロポロ中身が出てくるのでは?と心配しましたが、しっかり
と作られているためか持ち歩きをしてもそう問題はありませんでした。
パッケージにもワイルドカットが故に、缶の中に細かい葉がこぼれて
いることがあるものの、それが品質に問題があるからではない、と
断り書きがあります。
そして確かに火着きが良く、吸い易いです。
ただ先端の灰は脆いので、注意が必要です。
平たく薄い缶入りのシガリロで、2015年7月現在で10本750円での
販売です。
タバコ葉100%の葉巻でこのサイズですから、なかなかお得だと
思います。
吸い味はキューバ葉らしいチョコレートのような甘さに、強めのコク、
その後に旨味が感じられました。
辺りに香ばしさが漂い、とても上品な印象です。
甘さからスタートし、中盤からは旨味とコクが強く感じられ、後半には
ほど良い苦味が香ります。
ブレンドの巧みさで、とても穏やかですが良い香りを楽しむことが
できます。
作りはWILDですがPeaceな印象です。
燃焼はゆっくりとした印象で30分ほど、上質なバランス良い香りを
堪能できました。
パッケージ中側に「Welcome to our world」との記載がありますが、
La Paz独特の世界を楽しむのはいかがでしょうか?

