ビリガーエクスポートマデューロ
Villger EXPORT MADURO
スイス製の葉巻です。
古くからスイスが欧州の保養地として、葉巻の需要がこの地あった
ことから同国では葉巻との縁が深いようです。
以前ご紹介したノーマルのビリガーと比べると、葉巻の色の違いが
歴然です。
また表面の細かいざらつきも特徴的です。
本体からは少し香ばしさを感じます。
外箱と包装紙も黒でイメージが統一されています。
2015年4月現在で5本850円です。
輸入元の秋山産業によると中身のフィラーはキューバ、
それを束ねるバインダーはスマトラ葉です。
そして外側のラッパーはスマトラ産のタバコ葉に、マデューロ製法を
施したものと解説されています。
ただ本品のマデューロ製法がどういうものかは、確認できません
でした。
伝統的なマデューロの製法では、非常に手間と時間がかけられます。
先ずマデューロ用のタバコ葉は敢えて収穫を遅らせて、日光を多く
当てて油分と糖分の含有量を増やします。
次にタバコ葉を高温で長時間の発酵をさせます。
(通常は45度くらいですが65度ほど)
独特の発酵手順によりタバコ葉は、焦げ茶色の濃い色合いとなります。
ちなみに「マデューロ」とはスペイン語で「熟成」を意味します。
さらに濃い色だけでなく少しざらったした質感と多少の色ムラを
有しますが、これもこの高温・長時間の発酵による特徴です。
一方で現代では色付けのソースやスチーム処理、火力乾燥といった方法で、
濃い色を作ることができるのが悩ましいところです。
(本品は伝統的なマデューロであってほしいです)
吸い味はビターな香ばしさに後から弱くチョコレートのような
甘味、そして旨味と穏やかな酸味が感じられます。
葉巻に苦味と旨味を感じたい方にはオススメでしょう。
濃い色の見た目からキツイ印象を持たれるかもしれませんが、
ほろ苦さはあっても刺激は穏やかです。
中盤から甘味と酸味が強くなりますが、全体的なビターさと
旨味といった印象は壊れません。
流石と言うべき安定感で、落ち着いて香りを楽しむことが
できます。
読者登録させていただいているoctsakiさんや、その他多くの
方の感想にも見られますが、しっかりと加湿した方が香りの
複雑さを楽しめるようです。
甘さと旨味のバランスを取るなら黄色のビリガー、ビターさと
旨味など少し複雑さを取るなら黒のビリガーの選択となりそうです。
どちらを選んでも45~60分ほどの良い時間が過ごせるでしょう