hi-lite ハイライト
日本専売公社(JTの前身)より1960年に、当初は主要都市での
限定販売でしたが、品切れ状態となるほどの人気でした。
発売後毎年人気が高まり,ついにそれまで売上高1位であった
「しんせい」を抜いて1965-1974まで売上高1位にありました。
ちなみに1969年には日本でのたばこ販売高に占める割合が49.6%を
記録し、それまでの最高記録を更新しました。
しんせいが1959年に達成していた44.3%を抜いたことで、一銘柄の
販売量として世界第一位とされました。
発売当初のレシピは、バージニア種65%、在来種22%、バーレー種5%、
アメリカ産のバーレー種3%、インド産在来種5%に洋酒風の着香です。
(参考書籍:「日本たばこ産業-100年のあゆみ」より、
現在のレシピは不明です)
日本初のフィルター付きタバコはホープでしたが、ハイライトの成功は
フィルター付きタバコの生産をより後押しすることとなります。
名称のhi-liteはhighlightの略式表現で,意味は(絵画・写真などの)
「最も明るい部分」や(映画や催しものなどで)「最も興味を引く部分」
といった意味があります。
2015年2月現在で20本420円です。
さて実際の感想に移ります。
独特の青いパッケージが印象的です。
どこか懐かしい色使いと感じました。
この青はコバルトブルーと呼ばれ、0系新幹線の車体色のヒントと
なったようです。
タバコ本体からはラム酒を思わせる香りが控えめに感じられます。
火を点けずに吸っても甘い香りが楽しめます。
吸い味はラム酒の甘い香りと酸味、後から苦味と弱くコク、また穀類
を思わせるほっこりとした甘さもあります。
燃焼スピードは普通な印象で9分ほどでした。
タール値は17ミリ、ニコチンは1,4ミリですが香りの軽やかさのせいか
あまりキツイとは感じませんでした。
日本の1960~70年代という高度経済成長時代、当時頑張っていた
大人たちに愛されたタバコです。
低タール、減臭の現代的なタバコも良いですが、歴史を持ち愛され
続けるタバコでの憩いもまた良いものだと思います

