ゴロワーズレジエール (GAULOISES-Legeres)
1910年に誕生し,フランスで長く愛されている黒煙草のシガレット
です。
黒煙草とは乾燥させた煙草葉を堆積発酵させたものです。
堆肥や茶葉(黒茶)のように微生物によって発酵,熟成させることで
深みとコクが増します。
フランスではジタンと並び愛され続け,愛好者では哲学者サルトル
が有名でしょうか。
2014年11月現在で20本460円,アルタディス社製。
今回はフィルター付きのものを紹介します。
(タール8ミリ、ニコチン0.6ミリ)
ソフトパッケージで独特の青と、古代のガリア戦士の装備である
兜が印象的です。
因みにゴールとは古代のフランスの地名です。
シガレット本体からは熟成された鰹節のような匂いが感じられ、
タバコ葉は濃い茶色をしています。
吸い味は豊かなコクと甘味のある香りが特徴的です、その甘味は
日本製タバコの甘味とは別の面白み、香りの豊かさがあります。
またフィルターが良い働きをしているのか,雑味は多少ありますが
不快感を覚えませんでした。
燃焼は一般的なシガレットと同等で,6分半から7分くらいです。
紙の燃える臭いはあまり気になりません。
最後まで嫌な苦味が出ずに旨味を感じられ、喫煙後には燻したような
苦味と甘味,コクがしばらく残ります。
一般のシガレットはスローバーニングの巻紙で巻き直すと普通は
美味しくなりますが,ゴロワーズでは雑味がなくなり過ぎて物足りなく
感じました。
不思議な魅力のシガレットです。
ただ特徴的な香りと芳醇さは好き嫌いが分かれやすく、万人受けは
難しいと思います。
クセのあるチーズとか珍味と言われるものに抵抗のない方は、とても
楽しめるのではないかなと思います。
ゴロワーズといえば、ムッシュかまやつの「ゴロワーズを吸ったことが
あるかい」の楽曲を忘れてはいけないでしょう。
1975年に発表され、その後も様々なアレンジで歌われています。
歌詞の格好よさ、そして深さは何ともこの煙草にマッチしていますし、
そればかりかとても深く自分の生き方について考えさせられます。