第426回 国立演芸場 花形演芸会 14/1129 | i10k2のブログ

i10k2のブログ

視線は真っ直ぐ、視点は真ん中、視界は広く。

2014年11月29日 第426回 国立演芸場 花形演芸会

昼前の出掛ける時間に本降りになり、暫く様子を見てから家を出て開演直前に会場入り。いつもの相対的に若いと言うのではなく、本当に若い人が多い。隣の席の人も婚約指輪が光る女性。

林家つる子。畳のけばむしりからのめる。落ちついていて聴きやすい。うけていた。
鈴々舎馬るこ。拍子木と鉦が入った出囃子がちょっと長く。昨年のタイ、カンボジアの仕事の時のDVD売りと、3車線追い越しの旅のマクラから東北の宿。客の来ない宿のジイサンの噺。

桂吉坊。プログラムに上方落語と書いて貰って有り難い。入門して「きち坊」と名乗り、独立して吉坊」にしたと書いているが、きち坊と名乗っていないし独立もしていない、と。
繁盛亭の来年のカレンダー、若手美少年特集に選んでもらったが他は誰も知らない顔触れだ、と。例年は千部作って、みんなで一生懸命売って少し残るのだが、今回は3千部作った、と、と。昨日は繁盛亭の千秋楽で打ち上げに出たが、15分の高座で飲んでいる時間が4時から7時間だった、と親子酒。お父さんは酔って帰ってきて息子に説教すると言う。息子は酔ってポストやうどん屋と面白いことをやってきて親父に説教すると言う。下げのラストはほぼ同じ。酒毒が顔に廻って。

カントリーズ漫才
三遊亭萬橘。ボーっとしていてはいけない。チャンとしていなければダメ、と。馬るこに太りすぎと言ったら後ろに国立の担当の人がいて、一度に二人をしくじった、と。いつもの奥さんとのオレオレ電話の話と小指の太さで単二電池を買った話で、一度は勝ちたい、と。ボーっとしているのが主人公、と与太郎の酒粕の小咄から大工調べ。棟梁と大家の掛け合いは、汗ぐちゃぐちゃでガナリあいっこ。サゲは初パターン。
 
仲入り
 
桃月庵白酒。雨が上がったのでいつでも帰れる。ゲストは責任がなくて気が楽だ、と。審査されていた時は審査員だけをめがけてやるのだが、審査員がどこにいるのか分からない。本当に審査員がいるのだろうか、と。
汗をかけば良いものじゃない、汗は背中で掛けと言われたと白酒が言うから面白い。汗をかいて良いのはスポーツ選手だけだ、と。啖呵より汗を拭けっていうんだ、と。啖呵が聴き取れない、どこやってるのか分からない、と。(と言ったら萬橘がソデから出てきて、ウルサイ、と。)休憩中ずっといびっていた、と。みんながやる、小渕と松島のいじりで笑わせてから、殿様と家来のしっかりとぼーっとの話から松曳

ストレート松浦。中国独楽、こん棒、コップ、棒のジャグリング
ポカスカジャン。大賞、大賞、大賞が欲しいと言い過ぎ。声が割れて聞きずらかった。最後は自己満足陶酔歌だが、TBSの安住さんの替え歌の方がずっと良い。若いお客はこれが目当てだったのだろう、コアなところで受けていたし、のっていた。
 
終わってジムにまっしぐらだが、国立が押していた上に、半蔵門で電車が遅れていて随分予定より遅れてしまった。やはり、このチケットを買ったときに思った通りに、ストレート松浦のジャグリングが終わったところで出ておけばよかった。