ミルクの波
目を閉じたら、浮かんでくるのは幾何学模様。
どこまでもどこまでも、あとからあとから、
原色の粒々が渦をまく。
何も見たくなくて、もっと強く目を閉じれば、
ミルクみたいな波が押し寄せる。
眠れない夜は、いつだって苦しい。
アマゾネス
ちょっとのことで一日が全く無駄になってしまうような、
そんなくだらなさ。
計画してた予定が、わずか30分のずれで3時間の遅れ。
12時すぎたらもう出かける気にもならないよ…
どうしてくれるんだアマゾネス
同じ月を見ている
もしも世界が明日終わるとして、
それが一体どれだけのことだろう。
今の私には、たいして絶望的なことにも思えない。
そんなことより、「1000年後の地球」を想像することのほうが、よっぽど絶望的。
月を眺めて、「1000年前の人々も同じ月を見ていた」なんて思いをはせても、
「1000年後もこんな風に月を眺めている」なんて想像は、するだけで恐怖。
この地球環境の悪化で、どれだけ世界の持続は可能なのだろう。
私が生きている間に、地球はあとどれぐらい悪くなるのだろう。
はらり
ただなんとなく時を重ねて、甘えたままこんな年になっていた。
教えられれば大抵のことはできるけど、おそわらなきゃ何もできないような人間になっていた。
だからその何も出来なさを、人のせいにしてきた。
ちゃんと教えといてくれなかったからじゃない、って。
どこまで甘えたなのか。
でも中途半端にすごしたきたせいで、今更親離れもできないし、もっとちゃんと甘えとくんだった、って。
それで構ってもらいたさに、また変な態度とって、思うような行動を相手が取ってくれなくて、ひっこみがつかなくて…ってもう悪循環。
もうそろそろあきらめて、完全な独立志向に移るときだ。
それにしても、もっとちゃんと甘えて子供やっとくんだった。
ここで独立したら、あまりの関係の希薄さに、ほんとに独りぼっちになりそうでこわい。
銀杏の木の下で。
死の悲しみは、その死体がどこに埋葬されたのか、
その具体的な心のよりどころによってだいぶ緩和される。
大切なものが、遠いところにいってしまってもう戻らない。
そのどうしようもなさが現実にひきもどされるから。
あの銀杏の木の下には、ほんとかどうかしらないけど、
あなたが眠っている。
それを知ったから。
だから私は泣き止んだ。
ありがとう。
まわるまわる自己顕示欲
なんて居心地いいんだ、ひとりっきり。
自己満足の世界に生きていられたら、もうほんとに幸せ。
自分が特別でいられたら、それで満足。
ほらそんな自分が大嫌いなふりしてる自分が大好き!
how miserable
愛情が欲しくて、
またそっけない態度をとってしまう。
人の神経逆なでするようなことを、する。
そうすればするほど、人は遠のいてゆくけれど。
そして私は一層、孤独なヒロインを演じるわけだけれど。
あぁなんて私ってかわいそう、とか冷めた気持ちで呟くんだ。
同情なんて、偽善でしかないでしょ。
そんな気もさらさらないくせに、
いつのまにかここまできたなんて、
そんな言い訳ばかり考えています。
それって逃避以外の何ものでないのです。
ってほら、また同情を自分の目に向けて、正当化してる。
カナリアのオレンジは、いつだって記憶に鮮明で、
それを結果的に殺した私の責任逃れは、
どうやったって慰めでしかない。
こんなぐるぐるまわりの自己嫌悪に対しての自己嫌悪。