ご報告 | IRabBitsマイコオフィシャルブログ「マイコの響姫な日々」Powered by Ameba


オフィシャルでも報告した通り、
2016年2月20日より、

I-RabBitsは
Vo&Piano 竹下麻衣子
Gt&Cho 加藤智之
Ba&Cho 猪野進一
Dr&Cho 山田祐大

として再出発することとなりました。

一言で言えばこれに尽きるのだけど、
裏側にはなんだかいろんな想いが渦巻いていて。

応援してくれている人の心の中にも、
きっと多かれ少なかれ渦巻いている何かがあるかと思います。

なので、
私なりに綴ってみようと思うので、
少し長くなるかもですが、お付き合いください。



I-RabBitsを結成して12年目になります。

最初の8年間は、
人間のドラムみづきと共にやってきて、
そのうち後半4年間は4人で一軒家に住んで共同生活をするぐらい一心同体でした。

何も持たない4人が集まって、
それでも、それぞれの凸凹な個性が合わされば、
唯一無二の何かが起こせるのだと教えてもらった8年間でした。

そしてこれからより一層、と勢いづいていた所に、
ドラムみづきの一身上の都合での脱退。

必死にもがいて取り繕ってはいたけれど、
欠けたピースの穴は本当に大きかった。
正直私は心が折れて、
この時、解散を口に出してしまっています。

幸いメンバーのおかげで解散は思いとどまったけれど、
でもこのメンバーじゃなきゃI-RabBitsの意味がないからと、
改名など何か案がないか、探しに探していました。

その間、
サポートドラマーとして何人かのドラマーに叩いてもらいながらライブを続けたけれど、
空いた穴が埋まるほどしっくりくる感覚には正直ほど遠く、
このままで良いのかともがいていた所に沸いてきてくれたのが、アイラビ君。
I-RabBitsのウサギドラムです。

ウサギて!
ていうこの突拍子もない感。
もちろん私の中にもメンバーの中にも当時のスタッフチームの中にもありました。

ただ、私は無条件にドキドキした。

ウサギがドラムを叩いたらどんな事が起こるだろう、
ファンのみんなはどう思うだろう、
ディズニーランドのミッキーマウスのドラミング以上に魅力的な存在になれたら
また新しいI-RabBitsのステージが生まれるな、、なんて。

未知の領域だからこそドキドキとワクワクがハンパなかった。
この衝動のおかげで、
当時のI-RabBits全体のモチベーションが救われていたのではないかと、
今思うと感じます。

I-RabBitsがウサギドラム”アイラビ君”を迎えてからは3年半。
ただただ無我夢中でした。

セッティングから音響から照明まで、
(目も耳も聞こえにくいからね)
全てが初めての事の連続で。
今まで普通にできていた、
全員で一発音をジャーンと鳴らすのも一苦労。
私の吐息が全ての合図になった。
それはもう、書いたらキリがないくらい、
ぶつかったことのない壁の連続で、
とにかく脇目も降らず突っ走ってきた。

楽しい事や辛い事の波がある、なんて、
そんなのは誰でも何をやっても起こる当たり前のことで。
そんなことよりも、

「夢中に、ガムシャラになれるか」

私はそれが全てだと思うんです。

だから私はアイラビ君には本当に感謝していて。
アイラビ君を迎える事を受け入れてくれたメンバーや当時のスタッフチームにも、本当に感謝しています。

間違いなく、アイラビ君がいなかったらI-RabBitsは終わってたから。



そして迎えた2016年。
新レーベルとしてタッグを組んでくれたReGチームのおかげもあって、
本当に純粋に音楽に向き合うことでワクワクドキドキできる環境ができた。

3年半という決して短くない時間が、メンバー”4人”の間の絆を築いてくれた。

どんな状況でも信じて着いてきてくれたファンのみんなのおかげで、
私はまだまだ伝えたくて歌いたい事が溢れて止まらなくなった。

そして、
バンド人生の長い前半期を共に過ごしてきた後輩が、
うちらより先に武道館という夢を決めた。
人生で一番悔しかった瞬間。
全力で負けたくないと思った。
全力で闘いたいと思った。

全力って何だ。
I-RabBitsにとっての”全力”って。

それは、
何も持ってなかろうが、弱かろうが、
それさえも武器にして、
強がることはあっても嘘つくことなく、
剥き出しでありのままに、
全部をさらけ出して闘う事なんじゃないか。

そう思った時に、どうしても”4人”で闘いたいと思った。

”4人”じゃないとダメだと思った。

それが、今回の発表の理由です。



長々と書いてきたけれど、
一言で言うなら、このI-RabBitsが最強だと心から思えるから。
それだけです。



改めまして、

Vo&Piano 竹下麻衣子
Gt&Cho 加藤智之
Ba&Cho 猪野進一
Dr&Cho 山田祐大

4人でI-RabBitsとなります。
どうぞ、よろしくお願いします。


I-RabBits Vo&Piano 竹下麻衣子