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アイループ パソコン修理日記

大阪市阿倍野区のパソコンショップ「アイループ」における修理記録をつづります。

症状:パソコンを起動させてしばらく経つと、画面が青くなって(いわゆるブルースクリーンではない)一切の操作ができない。


原因:偽ウイルス対策ソフトにやられたらしい。


対応:セーフモードで起動させ、スタートアップ項目をチェックしました。すると、ユーザーフォルダ内にある「realtekdriver.exe」と「ijmtisuk.exe」という怪しいファイルの存在に気付きました。その場所を覗いてみると、アイコンはどちらもWindowsXPに標準(C:\WINDOWS\system32\shell32.dll)で入っている木のアイコンでした。


アイループ パソコン修理日記-fhds

これらを削除し、同じ場所に同じ名前のダミーファイルと差し替え、それに読み取り専用属性を付けました(変更されないために)。


ここで再起動し、通常モードで起動しました。タスクマネージャを開いて起動の確認をしていると、アプリケーションの欄にまたもや木のアイコンが登場。先ほどの操作で完全に削除されていなかったらしいです。このソフトの破片を探すと、システムフォルダ内に「wininet.exe」という名前の怪しいファイルを発見。このファイルと、さらに同じ時間帯に同じ場所に入ってきたと思われる他3ファイルを削除して再起動、正常動作を確認して駆除完了です。


ちなみに「Uniblue社」のやっかいなソフトも入っていて、これは簡単なのでサクッと削除しました。Uniblue系は何度も書いている気がするので省略します。


その場で修理、住吉区?、2,500円。

【注意】この日記は当初書いていた内容を全文削除し、内容を再考しました。

アイループWEBサイト内の記述で、同業者のかたの書いたページへ参照のためにリンクを貼ったのが発端です。

修理などは内容を自分で書くよりも、他のサイトを参考にしたほうが早い場合があります。そのため、その同業者さんのサイトの内容へリンクを貼ったのですが、私が「無断でリンクを禁じる」という一文を読んでおらず、リンク先が削除されていました。

これに関連した著作権の話を書いていたのですが、私の側からすると要は「リンクを貼るくらい構わないのではないか」という気持ちがあったのです。後日、相手の方から連絡がありました。この件で本当に問題だったのは著作権うんぬんではなく、「アイループサイトから相手の方のページにジャンプし、そこに書かれていた内容を実践したが直らないというクレーム電話が、その方のほうにかかってきた」ということだったようです。

本来、検索でネットの情報を探して無料で修理しようと試みるのは自己責任なので、それができなくてネット上の情報提供者にクレーム電話をするのはモンスター的な行動です。世の中にはいろんな人がいるので、自分の知らないところで誰かに迷惑をかけてしまうパターンも想定しないといけません。

また、私の日記では多少「書きすぎる」傾向があります。業務上、ネット上に書くべきではない情報もありますし、常識として書くべきでない場合もあります。このあたりのバランスを考える上で、今回の経験は大変参考になりました。

また、相手の方にご迷惑をおかけした点について謝罪いたしますとともに、良い経験をさせていただき、紳士的な対応をしていただいたことに感謝いたします。

電話で常連さんより「友人からWiFiにつなげられるちっこいの借りたんだけど、設定のやり方がわからない」と相談されました。内容がよくつかめなかったので「ひとまず持ってきてください」と対応。見ると、ソフトバンクのモバイルルータ。電話で相談された時点で「ちっこいの」がモバイルルータだという事に気付かなかったのは、プロとしてまだまだ甘いと感じました。


さて、この「ちっこいの」はこんな感じの機械です。


アイループ パソコン修理日記-sdrghs


電源を入れると自動的にインターネットと接続されます。


モバイルルータはインターネットに接続されているのですが、肝心の「モバイルルータ⇔ノートパソコン」の接続設定ができていませんでした。


対応:このルータのSSIDと暗号化キーは、ルータ本体の裏側に記載されてあります。パソコン側からモバイルルータのSSIDを検索、暗号化キーを入力して自動接続の設定をしました。これで場所を選ばずインターネットができるようになります。住吉区、常連さん、1,000円。