◆【お客様の自覚症状】
Internet Explorer を開くと、非常に動作が重たくなる。ページが開かないこともある。NEC製ノート、Cel_1.2、256MB。
◆【実際の症状】
Internet Explorer 8 がインストールされており、パソコンが不安定になっていた。
◆【処置】
警告ですが、Internet Explorer 8 にアップグレードするのは現時点では控えたほうが良いです。最新版のIE8にアップデートすればまだ安定するのですが、だいぶ前にIE8にしてからアップデートしていない場合、非常に動作が不安定です。
IE8は動作不安定の状態でWindowsの自動更新に組み込まれました。実際、アイループでもIE8が原因でパソコンの動きがおかしくなったという相談が急増しています。店のパソコンのメンテメニューは基本的に Microsoft Update を最新状態まで行うのですが、IE8については非表示に設定し、更新しない方針を採っています。IE7のときもそうだったのですが、不用意に最新版へアップデートすると危険な場合があります。
このお客様の場合、IE8の暴走に加え、PIO病、メモリ不足、およびCabosのインストール等、様々な原因が重なっていました。とりあえずメモリを512MBに増設し、PIO病の修正、(了解後に)Cabosのアンインストール、ウイルスチェック、そして Microsoft Update にて最新状態に更新しました。その他、アイループ式フルメンテを行い、正常動作を取り戻しました。
<<余談>>
アイループで販売している中古パソコンは、現状おそらく日本一の高品質メンテナンスを受けています。これまで1台あたり3時間であったメンテ時間が肥大化し、現在4.5時間ほどかかっています。そのため、商品作りのスピードに対して販売スピードのほうが上回り、店の在庫(メンテ済)が非常に少なくなっています。現在はノートを中心に商品化を進めていますが、デスクトップはわずか2台、液晶モニタは6台と、かなりピンチです。未メンテ品のデスクトップは20台ほどあるのですが、全然追いついていません。そのため、ある意味でメンテの質を下げる必要があると認識しています。しばらくはノート中心で商品化しますので、デスクトップをお求めの方は半月ほど経ってからのほうが品数が多いと思います。ご理解のほど、よろしくお願いいたします。
◆【その他】
法人様、持込修理。実作業時間...120分間。料金...\7,000。