香川へ食材探求②小豆島 / オリーブ牛の発祥「 石井正樹農場」と「オリーブ農園 イズライフ」 | 里井真由美オフィシャルブログ Powered by Ameba

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フードジャーナリスト。テレビや雑誌、webで活躍中。全国47都道府県、世界20ヶ国以上を着物で食べ歩きグルメ誌に連載中。日本の食文化に精通し、農林水産省 食料・農業・農村政策審議会委員に任命される。

午後は小豆島「オリーブ牛発祥の地 石井正樹農場」へ。
フードアクションニッポンアンバサダーもご一緒している小谷あゆみさんと2人旅しています。
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オリーブ牛の神とも言われる石井正樹さん。平成26年度(第15回)民間部門農林水産研究開発功績者表彰事業(農林水産省と公益社団法人 農林水産・食品産業技術振興協会の共催)において、農林水産大臣賞を受賞された方でもいらっしゃいます。

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小豆島オリーブ牛は、今でこそ「出荷約2ヶ月前からオリーブ粕を200gづつ食べさせる」と規定ができていますが、そこにたどり着くまでには相当のご苦労があったと思います。

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最初は牛さんはオリーブ粕を全く食べなかった!敬遠していたそう。

 

そこで石井さんは、オリーブ粕を渋柿の原理で「天日干し」し渋みが取り与えたところ、牛がおいしそうに食べることを発見。さらに、高温乾燥すれば糖分がメイラード反応するなど、牛さんが喜んで食べるように試行錯誤されたそうです。

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「オリーブ飼料」を食べた牛さんは抗酸化物質などが高くなり、脂がさっぱりした味わいになります

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その後 石井さんが小豆島で「小豆島オリーブ牛」として販売、高評価を得られたことから「オリーブ飼料」、香川全域に「オリーブ牛」の生産を拡大され、いつしかプレミアムな牛さんに育っていったのです

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「ワシが一人で育てるんじゃなくて、みんなで育ててみんなで食べるのがええ」と石井さん。オリーブ牛の飼育法や「オリーブ飼料」の開発、取り組みは全公開されているそう。そんなお人柄の良さも人々から敬われるのですね。

 

 

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その後 小豆島 八坂神社へ

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(以下、境内内表記 抜粋)

この社は、山頂北面の大丸の山中にあらせられたが、文武天皇の勅命により全国に牧の地を定められ、当滝宮に官牛を放牧されたが、桓武天皇の延暦三年十月に官牛が他に移されたので、この地に御遷宮されたのが八坂神社である。

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島内無二の古社であり、牧畜の守護神でもあり、農業は勿論一般産業、航海の守り、神として崇敬され、殊に「天王さん」と親しまれ、御神徳は遠く全島の信仰を集めている とのこと。

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小豆島オリーブ牛、ここにあり!という感じでした。感謝でございます。

 

 

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オリーブ牛のもととなる「オリーブ」ですが、小豆島が生産量日本一です。

オリーブ農園「イズライフ」さんへ6年ぶりに再訪できました。

http://islife-olive.com/


6年前よりさらに農園を拡大されています。嬉しい−。11月の収穫を前にすくすくオリーブが育っていました。

 

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農園主の堤さん。ノリ良くて話が面白くて、小豆島やオリーブへの愛をたくさん感じるお方。

 

収穫時には、オリーブの実をひとつひとつ手摘みされ、その膨大な量から朦朧となる事もあるそうですが、それでもずっと続けられるのは、人、小豆島、そしてオリーブへの愛からなのでしょうね。

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イズライフさんの100%小豆島産「グリーンレモンオリーブオイル」。もともとこのオリーブオイルが大好きでイズライフさんのオリーブ収穫にも伺いました。もちろんレモンも小豆島産です

 

パン、パスタ、パンケーキ、野菜サラダやお豆腐などお料理にも重宝ですよ

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オリーブ農園でドローンしてきました〜
イズライフさんのホームページにも動画がアップされています
 

https://www.facebook.com/islifeolive/

 

 

 

俯瞰図ショット♡小豆島オリーブばんざい!

 

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香川県農業試験場オリーブ研究所でオリーブの詳細も教わりました
 
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小豆島でオリーブの栽培が始まったのは、1908年(明治41年)のこと。当時の農商務省がオリーブの試験栽培地のひとつとして、香川県の島である小豆島を選び、アメリカ産オリーブの苗木が植えられた事がきっかけ。その後のオリーブ輸入化で低迷しつつもイタリア料理のブームや国産の品質が良いことなど、さまざまな影響で国産オリーブオイルの人気が向上、小豆島産のエキストラバージンオイルが世界的なコンテストで受賞するようにもなり、世界に通用する本物のオリーブオイルを生産するまでになっています。柴田さんにお話を伺いました
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小豆島 オリーブ原木です 〜
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オリーブ園はギリシャ風車がある公園とも隣接していて、異国ムード満点。観光にもとても楽しいデスよ〜 
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香川の食旅③へつづく