1月14日、クラブ・ド・ラ・ガレット・デ・ロワ主催(島田進 会長)による「サロン・ド・ラ・ガレット・デ・ロワ2016」に出席させて頂くため、フランス大使館へ伺いました。
ティエリー・ダナ駐日フランス大使に贈呈されるガレット・デ・ロワは、こんなに大きいです!(コンクール優勝「トワ・グリュ」三鶴シェフ作)
ガレット・デ・ロワとはフランスでは年が明けるといっせいにお菓子屋さんパン屋さんに並ぶ、新年に欠かせないお菓子です。
1月6日の公現祭(エピファニー)に由来するお菓子で、家族や友人たちが集まり切り分けて食べます。最近は1月6日に限らず1月中であれば食べられる事が多い様子ですが、皆でガレットを切り分け、中に隠されたフェーヴと呼ばれる陶製の小物を見つけた人が、その日一日、王様や王女として過ごせます。
献上式当日は、コンテスト結果発表と授与式もありました。
優勝は 熊本県「トワ・グリュ」 三鶴シェフ http://www.trois-grues.co.jp/january%201.htm
結果発表後に、上位入賞したガレット・デ・ロワはもちろん、クラブ・ドゥ・ガレット・デ・ロワ会員各店の皆様のデロワも試食させて頂けます。
「エーグル・ドゥース」さんや
パティシエ・シマ さんや
ドゥブルベ・ボレロさんや
そしてジャンポールエヴァンさん。王冠の大きさでパッと目を引き、唯一のショコラ味ということもあり,,,
そう、「ショコラ」と言えば、やはり楠田枝里子さん(公式HP http://www.erikokusuta.com/
)。司会者、エッセイストとしてご活躍で、チョコレートに関する著書も多数おありです。以前よりご面識があり、会場でご一緒させて頂きご意見を伺う事が出来ました。召し上がって頂いたところ「とてもおいしい!」と。ジャンポールエヴァンの皆様もとても喜ばれていました。
※画像掲載は許可を頂いております※
ガレット・デ・ロワはパイとクレームダマンドという一見シンプルなお菓子ですが、職人の技術と個性がはっきり出るお菓子で、フランスのM.O.F.(フランス最優秀技術者)検定試験の課題にもなっています。
会場でたくさんのデロワを頂きましたが残念ながらフェーヴは当たらず。
献上された大きな大きなガレット・デ・ロワの中には5つのフェーヴが隠されており、それに当たった方のみ記念品が贈られていました。
もともと古代ローマで太陽の再来を象徴下のガレットは、キリスト教によってイエス礼拝を祝福するお菓子になりました。フランスで日出づる国と呼ばれる日本。日本とフランスの友好関係と価値観の共有を祝うのにとてもふさわしいお菓子とも言われています。
これからも伝統的なお菓子を頂く事で、いっそうの日仏友好関係が深まりますように
クラブ・ドゥ・ガレット・デ・ロワ会員各店さんのリストはこちらです。すでに販売終了しているお店も多いかもしれませんが、ぜひおいしく召し上がってくださいね
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