「SUGA LABO」2度目のディナーにて(アイアンシェフ須賀洋介氏のラボ) | 里井真由美オフィシャルブログ Powered by Ameba

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フードジャーナリスト。テレビや雑誌、webで活躍中。全国47都道府県、世界20ヶ国以上を着物で食べ歩きグルメ誌に連載中。日本の食文化に精通し、農林水産省 食料・農業・農村政策審議会委員に任命される。

心に響くおもてなしだった。


「基本メニューは変わらないと思うけど・・・」と須賀シェフ。
そっか。2週間ほどで再訪してるもんね(笑)

SUGALABO@麻布台 】 神谷町から駅歩3分です。
まだプレオープン中だから、入口の楽しさは秘密にて・・・

「お2人カウンターご用意できます。でもテーブルもあいてる日ですよ」と、再びシェフ。

「行きたい~」と、女子5人
「よし、行けるなら、絶対都合つけるから」と男性2人
Nちゃんと2人でカウンター予定が、あっという間に8人。



「店内=イコール=キッチン」と言っていい造り。
カウンター8席、テーブル席8席がキッチンを囲む。

隣に個室が造られている最中。さらに未来を感じる。



お料理はアミューズブーシェ含む11品ほど
まずはシャンパンで乾杯

メニュー掲載されている前菜までは、ピンチョスやパイが続く(前回と同じ)


基本は、前回と同じ
でも ちょっとした違いに気づくのも楽しい

例えば、これ。

左)和歌山・勝浦沖 本まぐろ 新倉ファームのカプシーヌのお花
右)愛知・日間賀島沖・ミル貝 佐賀県産ホワイトアスパラガス 木の芽

メニューは同じだけど↑お箸が添えられていた。

「あ、これ、お箸で食べた方がいいね」
そんな会話してたな、と思い出す





変化球がやって来たのは、この後から






続くメニュー
広島「宝昭寿レモン」を、薬師寺 陸 シェフが説明



そうだ、アオリイカと あくまトマト、宝昭寿レモン…
食べたなー(画像↓)と思い出していた。 ら、



えっ。



胸 ドン。




ドンピシャ、胸きゅん。壁ドン。みたいな(笑)




そうか、ここで変化球か~
「どーぞ。真タコのカルパッチョ。お好きでしょ」と、須賀シェフ。




「メニューはお任せ。変えてくださっても嬉しいし、同じでも大丈夫。」
須賀シェフにも 陸シェフにもそう伝えてはあった。

大好物、直球ストレート、好みど真ん中。


「おぉ~。さすが、2度目以降は違うねー」男性社長からの声。

うん、確かに。
ここで、これはそう思っちゃうかも。


で、あまりのおいしさと綺麗なビジュアルだし、皆で分けて食べる。



「いいの?何か得した気分よ、やだ、何コレおいしー!」


キャーキャー喜んでくれる。
私も 嬉しい。





ちなみに。





このあと変化球は2品。どれもおいしかった。


でもちゃんと、ビジュアル的に「皆(1回目)の方がいい」と思うメニューだった気がする。


そんな気遣いがあったかは不明。でも、私にも皆に対しても優しさに感じた。


例えば。


左/皆のメニュー。広島岡本農園のアスパラガス(前回頂いた)
右/私への変化球。新玉ねぎのスープ(味が濃厚で驚く)


続いてはメインのお肉
全員が岩手産 黒毛和牛ハラミ
火入れや大きさをきちんと確認してくださる



埼玉・三郷産/姫人参 
奈良・吉野産/花山椒 が添えられる
じゅわっと肉汁と旨みが広がる。塩胡椒の効き方がいい。おいしい。

さらに熱々のポテトホワイトソース
(Tちゃん写真、感謝)


赤ワイン
タンニン強め。お肉に合う

CLOS ROUGEARD SAUMUR CHAMPIGNY LES POYEUX 2009
ソミュール・シャンピニー『レ・ポワイユー』[2009]クロ・ルジャール

すっかり気に入り、楽天ROOMでも紹介(笑)

デセールは2種。まずは頭崎米のリオレ(温かい)
ペアリングに頂いた華鳩の貴醸酒は濃厚な甘み
ダブルでお米。こっくりした旨み「ご飯で〆」感覚

冷たいデセール。変化球にブラッドオレンジのジェラート。



最後は焼きたてミニマドレーヌ

料理がバターやクリーム控えめなせいか、最後でもコロンッと5個頂けます。小さめだしね。


お試しに、と宝昭寿レモンコンフィチュール
マドレーヌと食べてもおいしい

摘みたてのミントティーとともに


心に響くおもてなしに感謝の夜

SUGALABO@麻布台
次回はカウンター席からのレポ。伺うのが楽しみ。